個人も利用可能!返済不要の資金調達方法をご紹介!
2023年11月29日
融資やビジネスローンであれば利息をつけて返済していく必要があります。しかし返済不要の資金調達方法を知っていることで、将来的な不安を解消できるようになります。返済が必要な方法に比べて、返済しなくていいという安心感を得られることによって、今後の返済計画などを立てる心配はなくなっていくのです。
しかし、返済不要の資金調達方法を知らなければ、利用するのは難しくなっていくでしょう。方法は多数存在しており、用意されている中から1つを選んでサービスを利用していくことになります。場合によっては使いづらいものを選んでしまうようなケースもあります。
この記事では、返済不要の資金調達方法について説明する他、利用できる方法の特徴についても解説します。
返済不要の資金調達方法
まずは返済不要の資金調達方法について見ていきます。主に5つの方法が採用できるようになっており、利用する人は提供されているサービスの中から1つを選んで利用する傾向にあります。
提供されているサービスは数多くありますが、法人向けに提供されているサービスもあります。個人では利用できないようにしているサービスも存在していることを理解した上で、利用するサービスをしっかり検討していく必要があるでしょう。
個人で利用する際は主にクラウドファンディングやファクタリングが主体となり、法人の場合は投資家などをベースとしつつファクタリングなどを活用していく方法が多くなっていきます。利用する方法により、それぞれメリットとデメリットが存在していることを理解しなければなりません。
ここからは、返済不要の資金調達方法について詳しく説明します。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは専門のサイトなどを利用して、投資をしてもらう目的を示して投資を募るというものです。現在では幅広く取り入れられている方法です。
特徴として事前に事業内容などを提供しなければならない点があります。また、クラウドファンディングでは投資をした人にお返しをすることが求められるため、提供した人に対して受け取れるノベルティのようなものを準備しておかなければなりません。
クラウドファンディングのメリットとしては個人から資金調達ができることによって、幅広い人から資金を得られる点があります。事業に共感してくれる人が投資をしてくれることによって、少額でもしっかりした金額を集められるようになり、事業展開ができるようになっていきます。
一方でクラウドファンディングは手数料が高いというデメリットを抱えており、専門のサイトに対して資金を支払わなければならない問題があります。特に手数料の高いクラウドファンディングサイトを利用してしまうと、大きな手数料によって損失を出している可能性があります。
利用しやすい方法として用いられているのは間違いないことですが、クラウドファンディングの目的を明確にしておかないとそもそも投資を受けられない問題が発生する可能性もあります。
VC・エンジェル投資家の出資
VCはベンチャーキャピタルを指す言葉です。今回紹介する方法はベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と呼ばれる人から投資してもらい、資金調達していく方法です。
エンジェル投資家というのは富豪から投資を受けるというもので、本来では難しいとされている人から投資されることになるためエンジェル投資家という名称が使われている傾向にあります。なかなか実現するのは難しくなっていますが、投資を受け取れば他の方法に比べて投資を受けやすくなります。
メリットとしては直接投資を受け取れるということで、手数料などを必要としていない部分があります。投資を受ける際に手数料を取られる方法が多数あるものの、ベンチャーキャピタルなどの投資は手数料を考慮していないため、余計な費用を請求される心配がなくなっているのです。
一方で投資を受けるまでの壁が高いというデメリットがあります。投資を受けたいと思っても交渉すらできないような状況も起こりやすくなっており、なかなか投資のチャンスを受け取れなくなっています。また、ベンチャーキャピタルは個人事業主ではほぼ利用不可能になっており、法人化する必要があります。
全体的に投資の方法としては難易度が高くなっているものの、交渉次第では投資を受け取れるようになり、大きな資金調達を得られる可能性があります。
VCとエンジェル投資家の違い
VCとエンジェル投資家の違いは、個人か企業としてサービスを提供しているかの違いがあります。
エンジェル投資家は個人で投資する人を指す言葉ですので、投資する相手は個人となります。一方でVCは法人が資金を提供していく方法となりますので、ベンチャーキャピタルが個人でサービスを提供していることはほぼないと言えます。
個人と法人の違いに加えて、VCの場合は投資家から資金を調達して提供するという方針があるため、エンジェル投資家のように個人で直接投資をしているわけではないことも理解しておかなければなりません。
補助金・助成金
補助金や助成金は、国や市区町村が提供しているものです。自分でお申込みする事もできますが、専門の業者が提供している補助金や助成金の申請代行サービス等をするのが一般的になります。
補助金や助成金は返済の必要のないものとなっていますので、返済計画を立てる必要はありません。また、申請して認められればすぐにでも支給されるというのが大きなポイントとなっており、事業内容によっては速やかに資金調達できる可能性もあります。
メリットとして挙げられるのは、資金調達に掛かる負担があまり大きくない点です。申請書類を揃えて提出すれば、後は審査によって資金調達できるかどうかが判断されることになります。書類だけで判断されるケースが多くなっていることを踏まえると、資金調達はかなりしやすい傾向があります。
一方で大掛かりな資金調達は難しくなっているデメリットを抱えています。補助金や助成金で提供される金額というのは微々たるものであり、大掛かりな資金調達は難しい状況があります。資金調達をより多く実施していく場合には、他のサービスと組み合わせて利用していく必要があるでしょう。
個人事業主でも利用できる補助金が用意されているケースもあるなど、個人で使えるサービスも増えつつあります。個人で利用できないという問題がないのは安心できるポイントと言える要素でもあります。
ファクタリング
ファクタリングは専門の業者にお願いして、売掛債権を買取ってもらう方法です。売掛債権を売却することによって、一定の資金を得られるようになります。
現時点でまだ売掛債権として残されているものをファクタリング会社に対して売却して、一定の金額を得る方法となります。金額については事前にファクタリング会社から提示された割合によって提示されることになり、全額を得られるというわけではありません。
ファクタリングのメリットは短時間で資金調達を完了できるという点です。資金調達にかかる時間は相当短くなっており、場合によっては当日中に資金を手に入れられるというメリットを持っています。すぐにでも資金調達を実現したいと思っている場合にはファクタリング即日がおすすめです。
一方で手数料が高くなってしまうと損失がかなり出てしまう問題があります。ファクタリングでは手数料として会社側の取り分を請求されてしまいますが、手数料が高くなっていると相当な費用を取られることになります。20%以上を請求されるケースもあるため気をつける必要があります。
現在では幅広く取り入れられている方法ではありますが、ファクタリングに偽装している悪質業者も存在しているなど、注意してサービスを利用していくことが求められていきます。
SNSの返済不要の資金調達案件は使わない
近年多くなっている方法として、SNSを活用した返済不要の資金調達案件が存在しています。
SNSを活用することで宣伝している方法であり、資金調達に対して返済不要ということを明確にしているケースが多くなっています。一見すると使いやすいように思われていますが、不特定多数の人と接触するケースが多くなっていることを踏まえると、非常に使いづらい傾向があります。
また、本来であれば返済不要とされていることで返さなくてもいいはずなのに、返済を求められることがあります。利用しているサービスがヤミ金の可能性もあるため、利用することで返済を求められるという問題が発生してしまい、後悔する可能性も高くなってしまいます。
SNSに関連しているサービスは金融庁からも注意を受けているなど、利用していくのは危険度が高くなっています。
SNSで気軽に資金調達できると思っている人は、認識を改めたほうがいいでしょう。本当に信頼できる方法はSNSを活用して資金調達できるサービスなど行っていないのです。
なお、利用後に法外な利息などを請求されるケースが大半となっているため、利用するとヤミ金だと将来的に気づくパターンが多くなっています。ヤミ金との接触を避けるためにもSNSを活用した方法は絶対に避けてください。