スコアリング審査って?ローン審査の知識
2024年8月2日
スコアリングとは
ローンを組む際に、「スコアリング」という手法が用いられます。
スコアリングを簡潔に説明すると、申込者の属性や信用情報などに点数をつけ、信用力を評価する方法です。スコアリングでは、申込者の情報を数十項目に分けて細かく分析します。各項目に内容に応じた点数をつけ、合計点数が高い人ほど信用力が高く、安心してお金を貸せる人と判断します。
スコアリングのメリットは、客観的なデータをもとに判断が可能なため、審査に必要な時間が短縮されること、審査業務の合理化、担当者ごとの判断のブレを均一化できることなどでしょう。
反面、審査担当者の経験やノウハウをもとにした確認や判断が手薄となる可能性もあり、判断に誤りがあると無理な融資が発生する可能性も否定はできません。
スコアリングの主な内容
スコアリングで最も重要視されるのは、完済時年齢でおよそ90%に及びます。続いて、健康状態、担保評価、借入時年齢、年収と続きます。
では、具体的にどういった情報が利用されているのでしょうか。
詳しく見ていきます。
1.基本情報
・氏名
・生年月日
・性別・独身既婚
・メールアドレス
基本情報では、氏名、生年月日が主なものになります。消費者金融によっては、国籍や最終学歴卒業年月などを求められることもあります。
2.自宅情報
・住所
・電話番号
・住居種類(自己所有持家、家族所有持家、賃貸など)
・入居年月
・住居費負担額(家賃、住宅ローンの額)
・家族人数
自宅情報は、キャッシング審査においては重要な項目です。自己所有の持ち家や家族所有の持ち家だと評価が高くなります。居住年数は長いほど有利です。
住宅ローンを抱えていても持ち家の場合は評価が高いです。一定の収入や信用度がないと住宅ローンの審査には通らないので、住宅ローンがある時点で一定の信用がある人ということになります。
既婚者の場合、カードローンの申込みで配偶者情報を記載する場合もありますが、配偶者の信用情報機関のデータによって審査に通ったり落ちたりすることもあります。
3.勤務先情報
・会社名、所属部署
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・社員数
・事業内容(建築、製造、サービス、教育、医療等)
・入社年月
・雇用形態(正社員、派遣社員、アルバイト・パート等)
・職種(事務、営業、販売、技術等)
・収入形態(固定給、一部歩合、完全歩合等)
・収入(月収、年収)
・収支など(手取りから家賃、ローン、生活費を差し引いた金額)
・給料日
・保険証種類(社会保険、国民健康保険等)
・保険証区分(本人、扶養者等)
・休日
勤務先の情報は、キャッシング審査で最も厳しくチェックされる部分です。
どこの消費者金融に申し込む場合でも、これらの情報が必要になります。カードローン会社は、申込み情報を基に、自動的にその人を点数化し審査を行います。
確認される項目が多いカードローン会社ほど細かくスコアリングしていることになりますが、項目の多さが審査の厳しさを表しているわけではありません
スコアリングが借り入れの信用に影響する
スコアリングについて知っておくことは、ローンやクレジットカードの審査、ひいては社会生活を快適に送るために必要です。
自分の信用力がどの位で、信用力を上げるためにはどのような行動をすればいいのか?
それを理解して行動していれば、お金が必要になった際に、スムーズかつ低金利で借りることが可能になるでしょう。
事前のセルフチェックで審査を効率的に
今回は、住宅ローンなど、借り入れをする際に利用されるスコアリング法についてご紹介しました。
審査を受ける前に、基本情報、自宅情報、勤務先情報を確認したり、信用情報の紹介をおこなっておくことで、スムーズに進めることができるでしょう。
また、どの金融機関もスコアリング法を採用しているとは限らないので、自身に合った手法をとっている業者を探すのも良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。