資金繰りが厳しい。その原因と改善方法について解説!
2024年12月2日
「入出金のズレが大きい」
「売上の変動が大きい」
「資金調達が難しい…」
「高額な固定資産の購入」
「過度の節税対策」
「不要な在庫の増加」
このようなお悩みはないでしょうか。
この記事では、会社の資金繰りが厳しい方向けに、今やるべきことや資金調達の方法、資金繰りが厳しくなる原因などを解説します。
今回は、なぜ資金繰りで苦しむのか、資金繰りが厳しくなる会社の特徴や改善させるための資金調達方法を解説していきます。
どんな事業にも資金問題はつきものです。特に近年はインターネットの普及によって顧客の行動も大きく変わっているため、以前と同じように事業を継続できている会社は多くないでしょう。変化が求められる現代において資金繰りの重要性は以前よりも高まっています。
資金繰りが苦しい会社の特徴
・利益率が悪化している
・在庫管理に問題がある
・売掛金や買掛金を管理できていない
・資金繰りの管理に問題がある
・利益率が悪化している
利益より損失が多い赤字のケースだけでなく、利益率の悪化も資金繰りを苦しくします。売上があるにもかかわらず資金繰りに問題が生じているときは、利益が十分に出ているか疑った方がよいでしょう。
利益率とは売上に対する利益の割合のことです。以下のような利益率があり、最終的な利益率を当期純利益といいます。
・売上総利益率(売上原価に対する利益の割合)
・営業利益率(売上総利益に販売費及び一般管理費を加味した利益の割合)
・経常利益率(営業利益に営業外損益を加味した利益の割合)
・税引前当期純利益(経常利益に特別損益を加味した利益の割合)
・当期純利益(税引前当期純利益に法人税等を加味した利益の割合)
利益率が悪い原因として考えられるのが、原材料の高騰や人件費の増加、適正価格で売価を設定できていないなどです。利益が出ないと手元の資金も減少していきます。
在庫管理に問題がある
商品や製品の在庫も資金繰りに影響する要素の1つです。在庫を抱えるということは商品を仕入れることのため、仕入によって現金が流出してしまいます。
通常であれば仕入れた商品や製品を販売することで現金を回収できますが、過剰在庫があると現金化は円滑に行われません。在庫が多いと倉庫の管理や人件費などにもコストが発生することから、過剰な在庫を抱えたままだと資金繰りが悪化しやすいです。
売掛金や買掛金を管理できていない
売掛金より買掛金が多いと支払いが増えるなど、売掛金と買掛金のバランスは資金繰りに影響を与えます。また、売掛金と買掛金の額自体に問題はなくても、買掛金の支払いサイクルが早く、売掛金の支払いサイクルが長いと資金繰りは苦しくなりやすいです。
さらに、売掛金などの売上債権には貸倒れといって回収できない、あるいは回収が極めて困難になるリスクもあります。支払額や受取額だけでなく、支払いや回収のサイクルを把握し適切に管理できていない会社は資金繰りの問題を抱えやすいです。
資金繰りの管理に問題がある
入金や出金といった資金の流れを把握できていないことも資金繰り悪化の原因になります。資金の波を把握できずに必要なときに資金調達ができなくなるためです。返済計画が立てられないなどの理由で融資審査にも影響を与えることがあります。
報告書や資金繰り表などで資金繰りを把握できる体制が構築されていない会社などでは資金繰りの管理問題から資金繰り悪化を招きやすいです。
中小企業ができる資金調達の方法
もし資金繰り表で手元の資金の管理を行っていく中で、資金が不足し何らかの方法で資金調達が必要となったとき、どのような方法で対策を練ればよいでしょう。
真っ先に思い浮かぶのは銀行融資だと考えられますが、申し込みから審査まで時間がかかるので、急いで資金が必要という場合など突発的な資金調達には向かない手法です。
ノンバンクから借り入れをすれば即日融資が可能となり、急な資金調達にも対応できると考えるかもしれません。ノンバンクからの借り入れは迅速な対応が魅力ですが、金利が高く毎月の返済負担が重くなりがちです。また、繰り返し借り入れと返済が可能となるため、いつまでたっても元金が減らず完済に至らなくなってしまうことも考えられます。
そこで考えたいのが借り入れ以外の資金調達の方法です。そもそも資金繰りを悪化させている原因は何でしょう。もっと売掛金が早く入金されれば、いろいろな支払いに充てる資金を確保できるのではないでしょうか。
入金までの期間が長い売掛金を早めに回収できればと、取引先に交渉しても応じてもらえるとは限りませんし、資金繰りが悪化していて資金不足で困っていることを、わざわざ取引先に教えることになり、その後の取引に支障をきたす可能性も考えられます。
そこで、もし売掛金の回収を早期化させて資金調達することを検討するのなら、ファクタリングをおすすめします。
ファクタリングによる資金調達
ファクタリングとは、保有する売掛金をファクタリング会社に買い取ってもらい、入金期日よりも前に現金化させるという資金調達の方法です。
融資を受けるのではなく、売掛金の売買取引ですので、利用者の経営状態や財務状況はそれほど重視されず審査も厳しくありません。
審査で重視されるのは売掛金の取引先の信用力ですので、例えば大企業の売掛金を保有していれば、財務状況が悪く赤字決算や債務超過などで苦しんでいても利用できる可能性が高くなります。
まとめ
金融機関から融資を受けることができないという場合や、リスケジュールで新規の借り入れができないという場合でも、ファクタリングなら資金調達が可能ですので上手く活用しましょう。
急いで資金が必要というニーズにも対応できますので、資金繰りが悪化しやすい製造業などでも安心できる資金調達の方法として利用できます。
銀行などから融資を受ける場合には、申し込みから審査、融資の実行までどれだけ早くても1ヶ月はかかってしまうものですが、ファクタリングならファクタリング会社によるものの最短で即日現金化が可能です。
また、赤字決算や債務超過、税金滞納などで財務状況が思わしくないという場合でも、信用力の高い売掛金を保有していれば資金調達ができる可能性大ですので、あきらめず相談してみることをおすすめします。
ただしファクタリング業界には悪徳な業者が潜んでいるため、優良な業者を見極め選ぶことが重要です。