ビジネスローンの審査が落ちる原因について解説|審査に通りやすい選び方や対策も併せて解説
2024年10月20日
「ビジネスローンを申し込みたいけど、審査に落ちたらどうしよう…」そんな不安をお持ちではありませんか? 本記事では、ビジネスローン審査落ちの原因と対策を解説しています。 申し込み書類の不備から、過去の借入状況、返済能力に関する問題まで、審査落ちに繋がる様々な要因とその解決策を詳しく紹介します。
その他、審査に通りやすいビジネスローンの選び方や、資金調達方法の選択肢についてもご紹介していいますのでぜひ最後までお読みください。
ビジネスローンの審査とは?
ビジネスローンは、事業に必要な資金を調達する有効な手段ですが、審査に通過するためには、いくつかの注意点があります。多くの金融機関では、スコアリング審査と呼ばれる、独自の審査基準を用いています。
これは、過去のデータに基づいて、事業の信用度を数値化し、自動的に審査を行う仕組みです。そのため、事業の規模や業種、経営状況といった要素が、審査結果に大きな影響を与える可能性があります。
審査落ちする6つの原因
申し込み内容の不備
企業がビジネスローンを申し込む際には、提出された書類に基づいて審査が行われます。審査に必要な書類を提出しても、記入漏れや書類不足があると、適切な審査が実施できません。単純な記入ミスと思われる項目については、金融機関から確認の連絡が入ることがありますが、年商などの重要な項目は、記入ミスなのか意図的なものなのか判断が難しいため、提出後の訂正は難しいと認識しておく必要があります。
さらに、年商などの項目を誤って記入した場合、虚偽の申告と疑われる可能性があり、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。審査が滞りなく進むよう、提出書類がすべて揃っているかどうかを事前に確認することが重要です。書類が不足している場合は、審査そのものが開始されない可能性もあります。審査には一定の期間を要するため、資金調達を急ぐ場合は、必要な書類がすべて揃っているか、改めて確認しておくことが大切です。
創業が間もない、業績が安定していない
ビジネスローンを検討している場合、安定した返済能力が求められます。融資の審査では、事業の財務状況を示す書類の提出が必須となるケースが一般的です。
具体的には、過去の事業実績を反映した決算書や確定申告書の提出を求められることが多く、これらは前年の事業状況に基づいて作成されます。そのため、創業から1年以上経過していない事業者は、これらの書類を提出することが難しく、融資の審査を受けることができない場合もあります。
創業から数年で事業継続が困難になるケースも少なくありませんので、融資を行う側にとって、貸し倒れのリスクは非常に高いです。そのため、一部の金融機関では、直近2期分〜3期分の決算書や確定申告書の提出を求める場合があります。これは、事業の安定性と返済能力をより詳しく評価するためです。
創業から1年未満でもビジネスローンを利用できるケースはありますが、審査が厳しくなる可能性が高いことを認識しておく必要があります。融資を受けるためには、事業計画や今後の収益見込みなどを明確に示し、返済能力をしっかりとアピールすることが重要です。
税金の滞納
税金を滞納している場合は、貸金業者からすれば、回収リスクが高まるため、融資を断られる可能性があります。
税金滞納は、融資審査において不利な要素となりえますが、完納の見込みがある場合は、審査に通る可能性もあります。そのため、滞納している場合は、速やかに納付することが理想です。
納付が難しい場合は、滞納に至った理由や今後の対応策を明確に示すことで、審査に通る可能性を高められます。具体的な対応策としては、税務署との交渉による分割払い、または延滞税の減免などの制度を活用する方法があります。また、税金滞納に関する相談窓口を設けている自治体もありますので、積極的に相談することをおすすめします。
偽りの申告
申込内容を偽るのは絶対にやめましょう。提出された書類だけで、虚偽の内容だと見抜かれてしまう可能性は十分にあります。審査では、書類だけでなく、信用情報機関の情報も確認されます。
仮に、虚偽の内容で審査に通らなかった後、正しい情報で再申込みをしたとしても、すでに信用を失っているため、審査に通る可能性は低くなってしまいます。最初から正直に申告することが、ビジネスローンをスムーズに利用するための第一歩です。
信用情報に問題がある
信用情報機関では、クレジットカード、消費者金融、銀行などの金融機関における取引履歴が確認されます。ほんの数日程度の支払遅延であれば、信用情報への登録はされない可能性が高いです。
しかし、債務整理や自己破産などの法的整理の実績、あるいは多重債務の状況などが発覚した場合には、融資の審査に通らない可能性が高まります。さらに、携帯電話料金の滞納など、日常的な支払いの遅延も信用情報に影響を及ぼす可能性がある点には注意が必要です。
金融事故から一定期間が経過していれば、審査に通るケースも考えられます。ただし、審査基準は金融機関によって異なるため、審査に通らない場合もあることを理解しておきましょう。
返済能力が低いと判断される
ビジネスローンの審査では、事業の将来的な安定性や業績の悪化がないかなどが重点的に評価されます。赤字であっても、将来的な返済能力が認められれば融資が受けられるケースもあります。
しかし、資産の価値が負債の額を下回る「債務超過」の状態にある場合は、融資が難しいと判断される可能性が高い点に注意が必要です。債務超過の状態では、事業の資産をすべて売却しても借金の全額返済ができないため、金融機関はリスクが高いと判断し、融資を渋る傾向にあります。
事業計画書の内容は、返済能力を判断する上で重要な要素の一つです。具体的に、将来の事業計画や業績改善策、資金使途などが明確に示され、実現可能性の高い計画書であることが求められます。根拠が曖昧で、将来の業績改善の見通しが不確実な計画書では、返済能力が低いと判断され、融資を受けられない可能性があります。
ビジネスローン審査を通過するためのポイント
ビジネスローン審査においては、金融機関は企業の将来性、財務状況、返済能力、信用情報などを総合的に評価します。審査通過を確実にするためには、以下のポイントを理解し、対策を講じることが重要です。
事業計画書の充実
企業の将来性を示す重要な要素です。具体的な売上目標や達成方法、資金使途などを明確に記述し、銀行が企業のビジョンを理解できるようにしましょう。売上目標は根拠に基づいた現実的な数値を設定し、達成に向けた具体的な戦略を盛り込むことが重要です。
財務状況の安定化
銀行が企業の健全性を判断する上で欠かせません。売上高や利益率、自己資本比率などの指標を改善し、安定した財務基盤をアピールしましょう。過去の財務状況を分析し、改善点を見つけ、具体的な対策を講じる必要があります。特に、自己資本比率は企業の財務体質を表す重要な指標であり、目標値を達成するために必要な対策を検討することが重要です。
返済能力の証明
銀行が貸し倒れのリスクを評価する上で重要な要素です。過去の売上や利益、今後の見込みなどを示し、安定的な収益を確保できることを明確に伝えましょう。将来の売上見込みは、市場調査や競合分析に基づいた根拠のある数値を示すことが重要です。また、返済計画を具体的に示し、安定的な返済能力があることをアピールします。
信用情報に問題がない
銀行が企業の信用度を評価する上で必須です。過去の債務不履行や延滞などの情報がないか確認し、必要があれば改善策を講じましょう。信用情報機関に照会を行い、過去の情報に誤りがないか確認することが重要です。また、信用情報に問題がある場合は、その原因を説明し、改善に向けた取り組みを積極的に示すことが重要です。
担保や保証人の確保
銀行が貸し倒れのリスクを軽減するための重要な手段です。金融機関によっては、担保や保証人を求める場合があり、事前に確認が必要です。担保となる不動産や有価証券などを用意するか、保証人を立てることを検討し、審査落ちのリスクを最小限に抑えましょう。
事前に審査基準を問い合わせする
金融機関によって審査基準は異なるため、事前に問い合わせて確認することが重要です。各金融機関の担当者に相談し、自社の状況に最適な融資プランを探すことが大切です。また、必要に応じて、専門のコンサルタントに相談することも有効です。
借入額は必要最低限に抑える
初めてビジネスローンを申し込む場合、過去の返済実績がないため、金融機関は慎重な審査を行います。高額融資をいきなり希望すると、審査に通らない可能性が高くなるでしょう。また、借入希望額と資金使途の整合性も重要な審査要素です。事業目的や事業規模に見合った金額かといった点が審査されます。審査をスムーズに進めるためには、少額融資から始めて返済実績を積み重ねることが有効です。返済実績が積み上がれば、将来的に高額融資の審査に通る可能性が高まります。
返済能力を証明する書類の準備
赤字経営でも融資を受けられる可能性はゼロではありませんが、審査に通るのは容易ではありません。金融機関は、借入を希望する企業の返済能力を厳しく評価します。赤字の原因を分析し、改善策を具体的に示すことが重要です。また、将来的な収益見通しを示し、返済計画が現実的であることを明確にする必要があります。返済能力を証明するためには、事業計画書や資金繰り表などの資料を提出することが有効です。これらの資料は、第三者から見ても納得できる内容であることが重要です。作成に不安がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。
審査落ちが続いてしまった場合の対処法
ノンバンク系も選択肢に入れる
ノンバンク系と呼ばれる事業者は、大手金融機関とは異なる審査基準を採用することが一般的です。
ノンバンク系の融資は、審査が緩いという認識を持つ人も少なくありませんが、審査の厳しさは、大手金融機関とノンバンク系で大きな違いはありません。どちらも、融資の可否を判断する上で、厳格な審査を実施しています。
ノンバンク系では、大手金融機関よりも柔軟な審査基準を採用しているケースが見られます。 柔軟な審査によって、貸し倒れのリスクは高まりますが、そのリスクを補うために、上限金利を高く設定している場合が多いです。
なお、法律上、金利には上限が設定されています。 ビジネスローンを申し込む際には、上限金利が適切に設定されているかどうかを確認することが重要です。 特に、以下の金利を超えている場合は注意が必要です。
ビジネスローン以外の資金調達方法を検討
事業の資金調達で、ビジネスローンでの融資がなかなか実現しない場合は、他の選択肢も検討してみましょう。補助金や助成金は、事業の成長を支援するための公的な資金です。しかし、これらの資金は、厳しい条件を満たす必要があり、手続きも複雑なため、利用できるケースは限られます。また、補助金や助成金は前払いではないため、すぐに資金が必要な場合は、別の方法を検討する必要があります。
ファクタリングは、売掛債権を売却することで、資金を調達する方法です。
ビジネスカードローンは、事業主向けのクレジットカードローンです。
資金調達方法を選択する際には、それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、事業の状況や資金調達の目的、資金調達額などに合わせて最適な方法を選びましょう。
審査に通りやすいビジネスローンを探してみよう
ビジネスローンを選ぶ際には、金利、返済期間、融資額、審査基準などを比較検討することが重要です。
金利は、返済総額に大きく影響するため、低い金利の金融機関を選ぶことが重要です。 金利の低さは、事業の収益性を高め、経営の安定に貢献します。
返済期間は、毎月の返済負担に影響するため、事業の状況に合わせて適切な返済期間を選ぶことが重要です。 返済期間が長ければ、毎月の返済負担を軽減できますが、総返済額は大きくなります。 逆に、返済期間が短ければ、毎月の返済負担は大きくなりますが、総返済額は小さくなります。
融資額は、事業の規模に合わせて選ぶ必要があります。 事業に必要な資金を調達できるだけの融資額が確保されているかを確認しましょう。
審査基準は、金融機関によって異なります。 事業計画書の内容や財務状況などを考慮し、審査に通りやすい金融機関を選ぶことが重要です。
ビジネスローン審査の対策まとめ
ビジネスローン審査に落ちてしまう原因は、申し込み内容の不備や信用情報の問題など、さまざまな要因が考えられます。しかし、諦めずに審査通過のためのポイントを押さえ、適切な対策を講じることで、資金調達の道が開ける可能性があります。返済能力を証明する書類を準備したり、ノンバンク系金融機関も検討したりするなど、自分に合った方法を見つけることが重要です。審査落ちが続く場合は、ビジネスローン以外の資金調達方法も検討し、将来の事業計画を立て直しましょう。