ノンバンクのビジネスローンは借入限度額が高いものを中心に検討した方がいい?特徴や選び方について解説

2024年11月3日

消費者金融や信販会社など貸金業者(ノンバンク)のビジネスローンは比較的審査が甘く借りやすい傾向にあります。

ノンバンクビジネスローンの特徴

ビジネスローンは、銀行やノンバンクを含めた幅広い金融機関で取り扱われているローンです。

ローンとしての特徴は、扱われている金融機関によって大きく変わるわけではありませんが、金融機関ごとの差異のようなものは存在します。

ノンバンクビジネスローンの特徴について以下で説明しましょう。

ノンバンクビジネスローンの特徴
・無担保の商品が多い
・資金利用の自由度が高い
・赤字でも融資を受けられる

無担保の商品が多い

ローンによって担保を必要とするかしないかは異なりますが、ノンバンクビジネスローンは無担保で利用できる商品が多いです。

担保が必要な場合は、不動産を担保として求められることが多いので、申込み条件を満たせない法人や個人事業主も一定数いるでしょう。

無担保であれば申込みのハードルはグっと下がるので、より多くの人が利用を検討できるローンといえます。

担保だけでなく、保証人も必要としない(保証会社の保証を利用する)ケースが多いです。

資金利用の自由度が高い

ノンバンクビジネスローンの利用で調達できる資金は、利用の自由度が高いこともひとつの特徴です。

ローンの種類によっては、運転資金や設備資金など、特定の用途にしか融資金を利用できないものもあります。

ノンバンクビジネスローンで借入する資金も、「事業資金」という縛りはあるものの、その範囲の中であればどのような目的にお金を使うのも自由です。

急きょ資金が必要になった場合でも、ノンバンクビジネスローンで借り入れていた資金で乗り切るなど、臨機応変な対処が可能です。

赤字でも融資を受けられる

金融機関の事業融資では、融資を申込んでいる企業や事業主の業績が、審査結果に大きく影響します。

赤字決算だと、借り入れたお金を返済するためのメドが立ちにくいと判断されるため、融資を受けるのは難しいです。

もちろんノンバンクビジネスローンでも、申込んだ企業や事業主の業績は審査結果に影響しますが、融資を受けるためのハードルは比較的低めといえます。

そのため、たとえ赤字決算でも、審査に通過して融資を行ってもらえる可能性があります。

「赤字決算ではあるが、その状態を脱却するために資金を必要としている」という場合に、ノンバンクビジネスローンは心強い味方になり得るでしょう。

ノンバンクビジネスローンのメリット

ビジネスローンは、事業資金の融資を受けたいときに有力な選択肢のひとつです。

ただ、融資を希望しているときに重視するポイントは、法人や個人事業主によって異なるでしょう。

ノンバンクビジネスローンならではのメリットを以下でいくつか紹介します。

ノンバンクビジネスローンのメリット
・即日融資が可能で必要書類も少ない
・審査が比較的甘い傾向にある
・総量規制の対象外
・即日融資が可能で必要書類も少ない
事業資金の融資を受けるための方法はいろいろとありますが、申込んでから実際に融資を受けるまでに、1ヵ月~かかるものが多いです。

また、事業計画書や履歴事項全部証明書・納税証明書など、さまざまな書類を提出しなければならない場合もあります。

ノンバンクビジネスローンは、即日融資に対応しているものもありますし、提出書類も本人確認書類+α程度でOKなことも多いです。

融資までのスピーディーさと用意すべき書類の簡素さは、急きょ資金調達が必要になった場合に非常に役立ちます。

審査が比較的甘い傾向にある

融資には付き物の審査ですが、ノンバンクビジネスローンは審査が比較的甘いこともメリットのひとつです。

審査に落ちてしまうと融資を受けられませんが、融資で資金調達を行うことを前提にその後の計画を立てていると、審査落ちになった時点で計画を大幅に修正しなければならなくなります。

確実に融資を受けたい法人や個人事業主にとって、審査が甘めでハードルの低いノンバンクビジネスローンが重宝するケースは、多いでしょう。

総量規制の対象外

ノンバンクビジネスローンは、総量規制の対象外であることも大きなメリットです。

総量規制とは、貸金業法の中で制定されている規制で、貸金業者が融資を行う金額を「申込者の年収の3分の1まで」に制限しています。

ただし、総量規制にはいくつか「除外」や「例外」が存在しており、「事業資金のための融資」は総量規制の「例外」に該当する融資です。

そのため、総量規制の対象になっているローンと比較すると、大きな金額の融資を受けられる可能性があります。

実際に融資を受けられる金額は、返済能力などを踏まえて審査で決定されますが、融資金額が自身の年収に縛られないのは、融資を受ける側としてはありがたいでしょう。

ノンバンクビジネスローンを選ぶコツ

ノンバンクビジネスローンで事業資金を調達しようと検討している場合、複数のローンの中からどれを選ぶべきかと、悩んでしまう可能性もあるでしょう。

ノンバンクビジネスローンを選ぶコツを以下で紹介します。

ノンバンクビジネスローンを選ぶコツ
・金利で比べる
・可能なら担保ありを選ぶ
・限度額が高いものにする
・借入の対象者に含まれるか確認する

金利で比べる

融資に対する返済を考えるときに、金利によって発生する利息は非常に重要な要素です。

設定されている金利が高いほど、より多くの利息を支払わなければならないので、資金繰りが苦しくなってしまう可能性が高まります。

ローンの金利は「○.○○%~××.××%」のように、上限と下限の設定があるのが一般的です。

金利の低さを意識すると、つい下限金利を見てしまいがちですが、ローンを提供している金融機関と何度も取引がなければ、下限金利に近い金利は適用されにくいです。

そのため、上限金利がより低いローンを選ぶことで、返済負担を抑えながら融資を受けやすくなるでしょう。

可能なら担保ありを選ぶ

ノンバンクビジネスローンは無担保で利用できるものが多く、それがノンバンクビジネスローンを選ぶひとつの理由にもなり得ます。

しかし、一般的にローンは有担保のもののほうが金利が低めに設定されますし、審査にも通りやすい傾向にあります。

そのため、担保に設定できる不動産がある場合は、担保ありのビジネスローンを選ぶことで、より優遇された条件で融資を受けやすいです。

担保設定が必要なビジネスローンを提供しているノンバンクは限られていますが、うまく利用できるローンを見つけられたら、積極的に検討してみましょう。

限度額が高いものにする

ノンバンクビジネスローンで設定されている上限限度額は、それぞれ異なります。

ただ、融資を受けたい金額よりもローンで設定されている上限限度額のほうが低ければ、そのローンを利用して限度額いっぱいに融資を受けたとしても、資金調達は完了しません。

そのため、ローンを選ぶ際はなるべく限度額が高いものを中心に検討するとよいでしょう。

実際に融資を受けられる金額は審査によって決まりますが、限度額が高めに設定されているローンのほうが、高額な融資を受けるためのハードルは低い傾向にあります。

借入の対象者に含まれるか確認する

ノンバンクビジネスローンは、法人や個人事業主を幅広く融資対象にしているものが多いですが、中には融資対象者の条件を少し厳しめにしているものもあります。

創業1年未満の法人では申込めないもの、未納の税金がある場合は申込めないものなど、課されている条件はさまざまです。

どれだけ条件が優れたローンがあったとしても、申込むための条件をクリアしていなければ、絵に描いた餅に過ぎません。

あとで確認してがっかりすることのないように、ローンの検討をする前に、そのローンに申込むための条件は確認しておきましょう。

ノンバンクビジネスローンの注意点

資金調達は法人や個人事業主にとって非常に重要なもので、その選択肢も多岐に亘ります。

そのため、それぞれの資金調達の方法に関しては、メリットだけでなく注意点も把握したうえで、取捨選択しなければなりません。

ノンバンクビジネスローンの注意点について以下で説明します。

ノンバンクビジネスローンの注意点
・銀行融資より金利が高め
・無担保だと限度額が低め
・未返済だと銀行融資を受けにくい

銀行融資より金利が高め

ノンバンクビジネスローンで設定されている金利は、銀行融資の金利より高めです。

先ほど少し触れたように、融資時に適用される金利が低ければ低いほど返済負担を抑えられるので、金利が高いことは融資を受ける側にとっては望ましくはないでしょう。

審査に通りやすく、申込みのハードルが低いという点は申込者にとってはメリットですが、金融機関にとってみれば多少のリスクを伴うことになります。

そのリスクに見合うように金利が高めに設定されているので、融資を受けるにあたって重視する要素を意識したうえで、ノンバンクビジネスローンを利用するべきかを判断しましょう。

無担保だと限度額が低め

ノンバンクビジネスローンには、無担保のものもあれば有担保のものもありますが、無担保で利用できるローンは、設定されている限度額が総じて低めです。

まとまった金額の融資を受けたい場合は、限度額の低さがネックになる可能性も考えられるでしょう。

ひとつのビジネスローンだけで必要な資金を調達できないケースでは、ビジネスローンを複数利用することで、限度額の低さというデメリットをカバーすることは可能です。

ただ、申込むビジネスローンが増えれば、その分だけ審査落ちの可能性は高まるので、その点には注意しておきましょう。

未返済だと銀行融資を受けにくい

ローンの借入状況は、ほかの融資やローンの審査結果に影響を与えることが多いですが、ノンバンクビジネスローンを借り入れて返済が終わっていない状況だと、銀行融資を受けにくくなります。

銀行融資の審査は厳しめに行われることが多く、申込んだ法人や個人事業主の返済能力はしっかりとチェックされます。

ノンバンクビジネスローンは金利が高めのものが多いことから、完済していないとそちらに返済余力が奪われてしまうと判断されるので、審査結果にマイナスの影響を及ぼしやすいです。

銀行融資で資金調達を行おうと検討している場合は、既存のノンバンクビジネスローンでの借入を返済したうえで申込むのが、賢明でしょう。

ノンバンクの借入限度額はどのくらい?

ノンバンクビジネスローンの借入限度額は、提供している金融機関によって差がありますが、500万円~1,000万円程度を最大限度額として設定しているローンが多いように思われます。

銀行融資で調達できる金額と比べると抑えめの金額ですが、審査通過のハードルが低く最短即日融資も可能というメリットがある中で、これだけの金額の融資を受けられる可能性があると考えれば十分でしょう。

実際に融資を受けられる金額は審査で決まるので、当該ローンの利用限度額いっぱいの金額で融資を受けられるとは限りません。

そのため、500万円の融資を受けたい場合は、500万円が最大限度額のノンバンクビジネスローンよりも、1,000万円まで融資が可能なノンバンクビジネスローンに申込んだほうがよいかもしれません。

大手ノンバンク業者のビジネスローンもある?

大手のノンバンク業者の中にも、ノンバンクビジネスローンを提供しているところはあります。

提供している会社によってビジネスローンの特徴が大きく異なるわけではありませんが、あまり聞いたことのない業者が提供しているローンは、不安で利用しにくいと感じる方もいるでしょう。

ビジネスローン選びに迷った場合は、提供している業者で比較するのもひとつの方法です。

ノンバンクは急ぎの融資に対応してくれる?

ノンバンクビジネスローンの大きなメリットのひとつが、最短即日融資に対応していることです。

銀行融資だと、申込んでから実際に融資を受けられるまでに、おおよそ1ヵ月近くかかることが多いです。

そのため、急いで資金調達を行わなければならないケースでは、銀行融資の審査に通過するのを待っていられないこともあるでしょう。

急ぎの資金需要がある場合は、ノンバンクビジネスローンは非常に頼りになる選択肢です。

ただし、すべてのノンバンクビジネスローンが急ぎの融資に対応しているわけではないので、ローンの商品詳細ページなどでおおよその融資スピードを把握したうえで、申込むようにしましょう。

ノンバンクのビジネスローンに保証人は必要?

ノンバンクビジネスローンは、保証人なしで利用できるものが多いです。

また、担保設定もなしで利用できるものが多いので、担保も保証人も必要とするローンと比べると、申込みのハードルはかなり低くなっています。

ただし、その分だけ金融機関が負うことになるリスクは高めなので、金利は少し高めで、利用限度額の設定も総じて抑えめな傾向にあります。

ノンバンクビジネスローンは、担保も保証人も用意するのは難しいものの、ちょっとした資金調達を行いたい法人や個人事業主にとって、ぴったりのローンといえるでしょう。

まとめ

ノンバンクのビジネスローンの実態やメリット・デメリットについて解説してきました。

ノンバンクビジネスローンは、早急に資金を必要とする個人事業主や会社経営者にとって非常に有効な手段です。

しかし、手軽に融資を受けることができるといって利用してしまうと、高金利であるが故に多くの負債を負ってしまうリスクもあります。

そのため実際に利用する際には、返済まで視野に入れて計画的に融資を受けるよう心掛けるようにしましょう!