ネット銀行決済のメリット・デメリットを紹介
2023年8月8日
キャッシュレス化が進む日本において、ネット銀行はもう当たり前に日本社会に浸透しています。ネット銀行とは、対面の店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業している銀行のことを言います。
では、ネット銀行があるとどんなことが便利になるのでしょうか。ここではネット銀行のメリット、デメリットについて解説していきます。
ネット銀行のメリット
ネット銀行にはどんなメリットがあるのでしょうか。ここではネット銀行決済のメリットをあげていきたいと思います。ここでは3つに絞って解説していきます。
決済がオンライン上で完結するため、窓口へ行くことが不要
まずは、「決済がオンライン上で完結するため、窓口へ行くことが不要」ということです。これは言わずもがなですが、オンラインで全ての取引が完結することです。2000年までの銀行決済であれば、必ず現金でのやりとり、ATMや窓口に行って現金を引き出す必要がありました。そのため現金の引き出しには少なからず不安がありました。しかし、インターネットバンキングの登場により窓口に行くことなく、オンライン上で預金引き出しが可能になりました。現金を取り扱う不安や即時決済が可能になり、取引のストレスが緩和され、ネットショッピング等も簡単に可能になりました。
振込手数料が格安
ATMでの引き出し手数料が無料のネット銀行が複数あります。インターネットバンキングができるまでの銀行ATMでの取引手数料は、100~300円程度の手数料がかかっていました。これにより、銀行での取引回数が減ってしまったり、それにより購買機会が減少してしまっていたりしました。振込手数料が無料になったことにより、取引回数の増加、販売機会も増加しました。
最後に、24時間の利用可能であることです。インターネットバンキング以前、24時間取引はできませんでした。必ず銀行の営業時間内に現金を引き出し、送金を行う必要がありました。また、ATMの場合も必ず営業時間内に取引を行う必要がありました。24時間365日銀行での決済が可能になったことにより、営業時間外での決済が可能になり、より購買機会が増加し、ネットショッピングがより便利になりました。
ネット銀行のデメリット
ここでは逆にネット銀行決済におけるデメリットを解説していきます。メリットだけではなく、デメリットも知っておく必要があります。
まずは、BtoB取引においてネット銀行は引き落とし口座に指定できない場合がほとんどです。まだまだ振替依頼書を使った紙ベースでの取引が一般的になっている日本のビジネス社会では、ネット銀行を引き落としの口座に指定することができません。そのため、ネット銀行ではなく、従来の銀行口座を開設し、取引を行う必要があります。
次に、ネット銀行を自社口座にしている場合、まだまだ保守的な日本企業である取引先から信頼されないことも多々あります。口座開設に法人印等が不要なネット銀行においては、まだまだその信頼度は低いと言えるでしょう。
銀行窓口が無いため、銀行員がお金回りの相談に乗ってくれることがありません。これが一番のデメリットではないでしょうか。従来の銀行では銀行の法人営業部門が企業の融資を行う反面、お金回りの相談に乗ってくれることもありました。しかしネット銀行では全てオンライン上で完結するため、そういったコンサル等も受けることができません。
以上、ネット銀行決済におけるメリットデメリットでした。