資金繰りはファクタリングが問題解決の鍵になるのか!?

2024年6月3日

運送業は売上が安定しない他、車両の故障や事故などにより急な支出が発生することがあります。

これらの理由により、資金繰りに悩まされている運送業の方は少なくありません。

では、運送業の方はどのようにして資金繰りを改善すれば良いのかというと、

ファクタリングサービスを利用するのがおすすめです。

そこで今回は、運送業の資金繰りが難しい理由とファクタリングサービスの利用がおすすめの理由を解説します。

また、運送業におすすめのファクタリング会社もご紹介しているので、ぜひご覧ください。

運送業における資金繰り悪化の背景

ネットショッピングの利用の増加により運送業の需要が高まっているため、「運送業は資金繰りが安定している業種」というイメージもあるかもしれません。

しかし、実際には運送業は資金繰りが厳しい業種のひとつです。

では、なぜ運送業は資金繰りが悪化しやすい業種なのでしょうか。

その理由には、「運送にかかる費用が不安定」「売上が不安定」「深刻な人手不足」「車両の故障など想定外の支出」「業務効率の見直しが困難」などが挙げられます。

運送にかかる費用が不安定

運送業では車両やバイクなどを使って荷物を運ぶため、主にかかる費用に燃料費が挙げられます。燃料費は毎日価格が変動するため、安定していません。

加えて、ここ数年は燃料費が高騰しています。これらの理由により、運送業の資金繰りは悪化しやすいと考えられます。

売上が不安定

運送業の資金繰りが悪化しやすい理由には、売上が不安定なことも挙げられます。

大手企業から継続して仕事をもらうことができれば売上はある程度安定しますが、全ての運送会社が大手企業から依頼を受けているわけではありません。

そのため、仕事量が一定ではない運送会社は売上が不安定で資金の動きがつかみにくいのです。

また、繁忙期と閑散期によっても売上が不安定になります。

例えばクリスマスや年末年始などのイベント時にはネットショッピングの利用者が急増するため、運送業の売上が高まります。

一方で、イベントがない時期は仕事はあるもののイベント時に比べて仕事量が少なくなり、売上が下がります。

例年の状況を踏まえて売上を予測することはできますが、資金の管理をしっかり行わないと閑散期に資金不足に陥る可能性があるのです。

加えて、運送業では売掛先からの入金が2か月先になることも珍しくありません。

入金されるまでの間も燃料費や人件費などのコストはかかるため、手元に十分な資金を残しておかないと支払いが厳しくなります。

このように、運送業は売上が不安定で資金の動きがつかみにくいため、資金繰りが悪化しやすいと考えられます。

深刻な人手不足

運送業の需要が高まっているのに対し、人手は減っているのが実情です。

人手不足になると人材を確保しなければなりませんが、給与が低いと当然ながら「働きたい」と思ってもらいづらいため、人件費を上げなければなりません。

人材を確保できても仕事量が安定しない運送会社は、この人件費の増加により資金繰りが悪化することになるのです。

車両の故障など想定外な支出

運送業は、車両の故障や事故による想定外の支出が発生しやすい環境にあります。

そのため、買い替えたばかりの車両でも、もし事故に遭ってしまうと買い替えが必要になることもあるでしょう。

予期せぬタイミングで修理や車両の買い替えが発生した場合、数十万円〜数百万円かかることがあるため、運送業は他の業種に比べて資金繰りが難しく悪化しやすいといえます。

業務効率の見直しが困難

業務量の負担を減らしたり人手不足を解消したりする方法には業務の効率化が挙げられますが、運送業の業務は見直しが困難です。

なぜなら、どの荷物が再配達になるのかを事前に把握することができないからです。

再配達になると、場合によっては同じ道を行ったり来たりしなければなりません。

従業員の負担にもなりますし、燃料費も余計にかかります。

もちろん、再配達でも最適なルートを考えた上で配達しますが、事前に再配達をスケジュールに組み込むことはできないため、業務効率の見直しは難しいといえるでしょう。

これらの理由により、業務効率の見直しが困難で資金繰りが悪化しやすくなるのです。

運送業の資金繰り改善にはファクタリングがおすすめ

前述したように、運送業は運送にかかる費用や売上が不安定だったり想定外の支出が発生したりするため、資金繰りが難しい業種です。

そのため、資金調達の手段として金融機関からの融資を検討する方もいるでしょう。

しかし、運送業の資金繰りを改善したいのであれば、ファクタリングサービスの利用がおすすめです。

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金をファクタリング会社に売却し、資金化する金融サービスです。

売掛金の入金日よりも早く資金が手元に入るため、スピーディーに資金を調達したい場合に最適です。

ここでは、運送業の資金繰りにファクタリングがおすすめな理由をご紹介します。

審査が比較的緩いから

運送業は、融資の審査を通過できないことがあります。

なぜなら、融資の審査では「返済力=収益力」と考えるからです。

運送業の売上は不安定であることが多いため、資金繰りに悩んでいるタイミングで融資の申し込みをすると「収益力が低い=返済力が低い」とみなされ、審査を通過できないことも珍しくありません。

その点、ファクタリングでは主に「売掛先の支払能力」に重きを置いて審査するため、申込企業となる運送業の売上が不安定でも利用できる場合があります。

つまり、ファクタリングは金融機関に比べて審査が比較的緩いのです。

利用することで資金繰りを改善できる可能性が高まるでしょう。

すぐに資金を調達できるから

ファクタリング会社の中には、即日振込に応じてくれるところも存在します。

そのため、「車両が故障して早急に買い替えが必要」という場合でも、ファクタリングならすぐに資金を調達することが可能です。

秘密裏に資金調達ができるから

ファクタリング契約には「2者間ファクタリング」「3者間ファクタリング」の2種類があり、このうち2者間ファクタリングは申込企業とファクタリング会社の2者で契約を結ぶため、売掛先に売掛金譲渡の事実を知られる心配がありません。

つまり、秘密裏に資金を調達できるということです。

売掛先に「経営難に陥っているのでは?」と無用な心配をかけることなければ、取引に影響をきたすこともないでしょう。

まとめ

運送業は、「運送にかかる費用が不安定」「売上が不安定」「深刻な人手不足」「車両の故障など想定外の支出」「業務効率の見直しが困難」などの理由により、資金繰りが難しい業種です。

また、融資の審査も通りにくいため、資金調達が難しいといえるでしょう。

しかし、ファクタリングなら運送業でも資金調達が可能です。

ファクタリングの審査では売掛先の信用力が重視されるため、売上が不安定な運送会社も利用することができます。

日本中小企業金融サポート機構には、ファクタリングに詳しいスタッフが在籍しています。

資金調達までしっかりとサポートするため、ファクタリングサービスを利用したことがない方も安心してご利用いただけます。

資金繰りにお悩みの運送業の方は、ぜひ当機構にご相談ください。