オンラインファクタリングで優良会社を見分けるにはどうしたらいいの?
2024年7月8日
いつも、お読みいただきありがとうございます。
今回は、オンラインファクタリングを行う優良企業の特徴や選び方、注意点などをお伝えしていきます。
オンラインでのファクタリングをご検討中の方や優良会社を見つけられるか不安な方は、ぜひ一読していただきたい記事です。
ファクタリングを利用するメリット
まず、ファクタリングを利用するメリットとデメリットを紹介致します。
ファクタリングは以下のようなメリットから選ばれています。
すぐに現金を調達できる
借入にならない
担保や保証人が不要
取り立てされない
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
すぐに現金を調達できる
ファクタリングを利用する際は、すぐに現金を調達できるというメリットがあります。
取引先との請求書・注文書をやり取りする際、ファクタリングを利用しない場合はもちろん支払い期日まで支払いされるのを待たなければなりません。
しかし、ファクタリングは、請求書や業者によっては注文書などを買取して現金化することができるため、取引先からの入金を待たずに売掛金を現金化することができます。
借入にならない
ファクタリングを利用する際は、借入にならないというメリットがあります。
ファクタリングは、あくまで売掛先からの請求書や注文書を買い取り、買取代金を払うため、借入や融資には当たりません。
二社間取引のファクタリングであれば、取引先へファクタリングの事実がバレることもなく、取引先から入金されたらファクタリング業者へスムーズに返還をすれば安全にファクタリングが完了します。
担保や保証人が不要
ファクタリングを利用する際は、担保や保証人が不要というメリットがあります。
ファクタリングはあくまで売掛債権の売却で借入や融資ではないため、担保も保証人も必要ありません。
ただし、審査などが一切ないというわけではなく、売掛先の信用力なども事前に審査をした上でファクタリング契約できるかどうかは確認されるため、どんな取引先でもファクタリングできるという意味ではないため注意してください。
取り立てされない
ファクタリングを利用する際は、取り立てされないというメリットがあります。
ファクタリングは融資ではなく、債権譲渡契約に該当するため資金業法が適用されません。
資金業法は消費者金融等の貸金業者に向けた法律で、ファクタリングには適用されないため、取り立ての権利はありません。
ただし、厳しい取り立てを行う悪徳なファクタリング業者もいるため注意が必要です。
ファクタリングを利用するデメリット
次に、ファクタリングのデメリットを紹介します。
手数料がかかる
取引先の信頼度によっては審査に落ちる
取引先に通知しなければいけない場合もある
それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。
手数料がかかる
ファクタリングを利用する際は、手数料がかかるというデメリットがあります。
ファクタリングを行う際、どの取引形態でも基本的には手数料が発生します。
ファクタリングを利用しなければ売掛をしている取引先からは、当然売掛金の全額が支払われます。
しかし、ファクタリング業者へ請求書を買い取ってもらうにあたり、数パーセントとはいえ手数料が発生し、その分はマイナスとなってしまいます。
早急に現金化できるといいメリットの裏で、このようなデメリットも発生してしまうことは理解しておいてください。
取引先の信頼度によっては審査に落ちる
ファクタリングを利用する際は、取引先の信頼度によっては審査に落ちるというデメリットがあります。
ファクタリングを行う際は、ファクタリングを行う企業・個人のみではなく、取引先の信用情報等も審査に入ります。
ファクタリング業者は、取引先の代わりに売掛金を買い取って支払うため、支払い能力の低い取引先の代わりに買取をするということはファクタリング業者にとってはリスクでしかありません。
取引先の信頼度によっては審査落ちしてしまう可能性もあるため、注意してください。
取引先に通知しなければいけない場合もある
ファクタリングを利用する際は、取引先に通知しなければいけない場合もあるというデメリットがあります。
二社間取引のファクタリングであれば、ファクタリングを行う企業とファクタリング業者の二社間のみでの取引となるため、取引先へファクタリングの事実を知られることはありません。
しかし、三社間取引のファクタリングだと、取引先への通知は必須となっており、資金繰りや経営状況の悪化が懸念され、今後の取引への悪影響も考えられます。
ファクタリング会社の選び方
ファクタリング会社を選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。
手数料が安いか
ファクタリング会社を選ぶ際は、手数料が安いかを確認しましょう。
ファクタリングをする際、業者や取引形態によって手数料が異なります。
ほとんどの業者で、三社間取引より二社間取引のほうが手数料が高くなりますが、手数料のパーセンテージは業者により大きく異なります。
手数料は公式ホームページに書いてある場合や、見積り時に知らされる場合などがあり様々です。
数パーセントとは言え、大きい金額の取引であればあるほど手数料もかさむためしっかり事前に確認しましょう。
償還請求権がないか
ファクタリング会社を選ぶ際は、償還請求権がないかを確認しましょう。
償還請求権とは、金銭債権などが債務者から支払われない場合、金銭債権を遡って直接請求できる権利のことを言い、リコースとも呼ばれます。
例えば、売却した請求書や注文書が、経営難や倒産などによって売掛先から入金がされなかった場合、償還請求権があると弁済義務が自社へあるということになります。
売掛先が必ず支払いをしてくれるとは限らないため、償還請求権がないファクタリングサービスを利用することをおすすめします。
入金速度が早いか
ファクタリング会社を選ぶ際は、入金速度が早いかを確認しましょう。
通常、ファクタリングサービスでは1~2営業日で入金がされるサービスがほとんどです。
近年ではオンライン契約などの対面以外の契約が主流になっており、最短数十分~数時間後に入金されるサービスも増えています。
そこまで早急に資金を必要としていない方でも、申請から入金まで時間がかかるファクタリング業者は信用性が低いためおすすめできません。
最短即日~2営業日以内に入金可能なファクタリングサービスを利用することをおすすめします。
会社に信頼性があるか
ファクタリング会社を選ぶ際は、会社に信頼性があるかを確認しましょう。
この記事で紹介した、おすすめのファタリング業者のそれぞれの運営会社を記載しました。
膨大な金額のやり取りをするファクタリングは、運営元の会社の信頼性はかなり重要となります。
大手の企業なのか、より慎重に取引をしたい方は公式ホームページから資本金等の規模も確認しておくと安心です。
取引先にファクタリングしたことがバレないか
ファクタリング会社を選ぶ際は、取引先にファクタリングしたことがバレないかを確認しましょう。
借り入れではないとは言え、請求書や発注書をファクタリング業者へ売却しているということは、取引先にとってはあまり良いイメージが持てません。
二社間取引が可能な業者であれば、取引先を介さず、自社とファクタリング業者のみでのやり取りとなり、取引先にバレることはありません。
そのため、ファクタリング業者を選ぶ際には、二社間取引に対応している業者を選ぶことをおすすめします。
ファクタリングは違法?悪徳業者がいる?
ファクタリングは、違法ではありません。
法的根拠として債権譲渡は法律で認められている行為であり、民法にも記載されています。
ファクタリングは金銭の貸し借りではなく、売買契約に基づいた債権譲渡による資金調達という行為です。
債権を譲渡して金銭を受け取るという民法555条における売買契約の条項、物を借りたら同種のものを同じ分返すという民法587条の消費貸借契約の条項がファクタリング契約にも当てはまります。
ただ、ファクタリング会社を謳う悪徳会社にもいるため注意が必要です。
以下の特徴のファクタリング会社は、悪徳業者の可能性が高いため注意してください。
・売掛金を買い取らず、売掛金を担保にして融資を行う
・売掛金が回収不能となった時に利用者にリスクを背負わせる
・事業所がなく、固定電話や公式サイトがない
ファクタリングを利用する際の注意点
ファクタリングを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
契約内容の不安や疑問は契約前に必ず確認する
「契約書などは手元に保管しておく」
「費用の内訳を細かく確認する」
「手数料が審査しないとわからない可能性がある」
「契約内容の不安や疑問は契約前に必ず確認する」
ファクタリングを利用する際は、契約内容の不安や疑問は契約前に必ず確認しましょう。
償還請求権の有無や手数料、入金スピードなどはもちろん、返還についての日数や詳細、期限等、返すことまで考えて疑問や不安は全て契約前に確認してください。
ファクタリングに限らず、契約に同意したあとに企業の希望に沿わない点があっても契約を取り消すことはできません。
ファクタリングは大きな資金が動くため、慎重に確認をするようにしてください。
契約書などは手元に保管しておく
ファクタリングを利用する際は、契約書などは手元に保管しておくようにしてください。
基本的には契約書の控えは契約完了した際に渡されますが、近年では経費削減などの理由で契約書自体を作成しない業者もまれにあります。
契約書には重要な事項が記載されているのはもちろんのこと、後々トラブルになった際にどのような契約を結んだかが分かる書類がないと正当な主張ができないため、契約書は必ず手元に保管をしておいてください。
費用の内訳を細かく確認する
ファクタリングを利用する際は、費用の内訳を細かく確認するようにしてください。
ファクタリングを行う際、どんな取引であっても数パーセント程度の手数料が発生します。
その他、業者や契約方法などによっては事務手数料や契約手数料というように、取引手数料以外の費用を請求される可能性があります。
悪徳な方法で手数料と取る業者もいるため、費用の内訳は明確にしておくようにしてください。
手数料が審査しないとわからない可能性がある
ファクタリングを利用する際は、手数料が審査しないとわからない可能性があります。
手数料が一律で何%と決められているファクタリング業者を除き、審査を進めなければ手数料が確定しないことがあります。
ファクタリング業者には必ず審査があり、独自の審査で契約の可否が決まります。
おおまかな手数料の目安はホームページに記載がある業者が多いものの、売掛先の信用力や額面の金額など手数料は変動します。
まとめ
この記事では、ファクタリングでおすすめ優良企業の特徴や選び方、注意点などをお伝えしました。
近年では、オンライン完結もファクタリングも主流になってきており、ファクタリングの利便性はより一層進化していると言えます。
ただし、様々あるファクタリング業者の中で、手数料や審査基準、入金までの時間は業者によって全く異なります。
また、様々な会社がある中で、悪徳業者が潜んでいる可能性もあります。
先述した、注意点などを参考にして、用途や条件など、ご自身に合ったファクタリング会社を選びましょう。