ベンチャー転職は危ない?資金調達額や出資先について確認!!
2023年12月15日
転職活動を中に「興味が沸いた求人があったけどベンチャー企業だったから選考には進まなかった。」という経験はございませんか?
ネームバリューがあって社員数も多い大企業と比較すると、手がけるサービスはまだあまり有名ではなく、今後企業がどうなっていくか分からないベンチャー企業に転職するのは不安だという方も多いでしょう。
そこで今回は、ベンチャー企業に転職することが不安だという方に向けて、ベンチャー企業の転職に関するネガティブな内容についての解説や、ベンチャー企業に向いている人、向いていない人の特徴などをご紹介致します。
ベンチャー企業への転職を悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧くださいませ!
ベンチャー企業とは
これからベンチャー企業についてご紹介していく前に、この記事で言うベンチャー企業はどのような企業かをお伝えいたします。
「ベンチャー企業」については明確な定義がなく、人によってベンチャー企業に関する認識が変わってしまうと話が噛み合わなくなってしまいますので、一度ここで認識を合わせましょう!
ベンチャー企業の定義
一般的に言われているように「ベンチャー企業」=「革新的な技術やサービスを提供しており、設立から数年程度の若い会社」としてご紹介致します。
また、従業員数はおよそ100人以下とさせていただきます。
ベンチャー企業の中で設立直後の企業は「スタートアップ企業」とされることが多いですが、今回はそれらも合わせてベンチャー企業とします。
それではまず初めに、なぜベンチャー企業への転職は危ないと言われるのかを見ていきましょう。
ベンチャー企業への転職はなぜ危ないと言われるのか
ベンチャー企業への転職について調べると「ベンチャー企業への転職はやめとけ」「ベンチャー企業への転職は危ない」などのネガティブワードが出てきませんか。
初めは気にしていなくても、段々と「やっぱりベンチャー企業への転職は辞めておこうかな…」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
では実際に、ベンチャー企業への転職は何が危ないのでしょうか?ベンチャー企業の実情とともに解説します。
情報が少なく、自分にマッチした企業を見分けることが難しい
大企業の場合は企業に関する情報が多く、手がけるサービスは既に知っているものであったり社風については社員インタビューや説明会などで細かく説明されています。
口コミサイトを見ても100件以上の口コミが集まっていることが多く、情報収集段階で自分に合うかどうかをある程度見極めることもできるでしょう。
しかし、設立間もないベンチャー企業は、企業情報や採用情報、サービスに関する情報などとにかく情報が少ないです。
そのため、自分にその企業がマッチしているのかが分からず、求人情報の上部だけを見て転職してしまい、
・自分が求めている仕事内容と全然違った
・給与が全く上がらない
・取り扱っているサービスが魅力的ではない
など、期待していたものとは全く違うことで短期離職に繋がってしまうかもしれません。
転職は、今の環境をより良くするためであったり、自分の目標に近づくために行うことがほとんどです。
しかし、情報が少ないがために転職に失敗してしまう可能性があるため、ベンチャー企業への転職はネガティブに見られてしまうのでしょう。
企業によってはかなりのハードワーク
設立間もない企業はまだあまり制度が整っていないことも多く、一人当たりの業務幅の広さや業務量の多さから、深夜までの残業であったり休日出勤などが度々発生することも。
繁忙期だけ、売上が厳しい月だけ、という場合もありますが、それでもハードワークがあることには変わりません。
さらにベンチャー企業では見込み残業代込みの給与となっていることが多いため、残業時間分の全ての残業代が支給されることはあまりないでしょう。
それ故、設立間もないベンチャー企業への転職は危ないと言われることが多いです。
しかしハードワークな分、裁量が大きかったり成長できるなどのメリットもあるので、一概にハードワークが悪とは言えません。
ご自身がベンチャー企業に何を求めているかによって、業務の幅が広い、業務量が多いというベンチャー企業の特徴はメリットにもデメリットにもなりえますので、ベンチャー企業を選択する前に転職の軸をしっかり定めておくことが大切です。
また、ベンチャー企業はハードワークだとお伝えしましたが、フルリモートワークやフルフレックス、残業なしなどの時代に合った労働環境が整えられている企業もあります。
逆に大企業の方がこれまでのやり方に囚われて非効率な業務を行わなければいけない場合もありますので、「大企業」「ベンチャー企業」という大きな括りで見るのではなく、企業ごとの特徴を見て決めるようにしましょう。
倒産リスクが大企業よりも高い
ベンチャー企業に転職したはいいけど暫く働いていたら会社が倒産しそうな気配が…。こういうこともありえる話です。
倒産となるとまた転職活動をしなければいけなくなってしまうので、できれば倒産リスクが高い企業への転職は避けておきたいですよね。
しかし、大企業と違ってまだネームバリューや資金がないベンチャー企業では、倒産リスクは常に隣り合わせです。また、倒産リスクの低いベンチャー企業を見極めることは、経営に関してよほど詳しくない限り難しいでしょう。
この会社は倒産しないかな?と不安に思いながら転職しなければいけないことは、ベンチャー企業への転職が敬遠される理由になるでしょう。
このように、大企業であれば迷うことなく受けることができますが、ベンチャー企業に転職するとなると不安に思うことが多くでてきますので、「ベンチャー企業への転職は危ない」と言われることがでてくるのでしょう。
不安を抱えながらも気になっているベンチャー企業に転職するべきかを決めるのは、ご自身が今回の転職で何を目的としているかです。ぜひここは明確にしておくことが重要です。
また、今回はベンチャー企業に転職することが危ないと言われる理由について3つご紹介しましたが、これはあくまでも危ないと言われる理由です。
全てのベンチャー企業が当てはまる訳ではなく、企業選びをしっかりと行うことでこれらの不安は解消されますので、ぜひネガティブな意見だけを見てベンチャー企業への転職を諦めるのではなく、どうしたらそれを解消できるのかを考えるようにしてみてください。
【危ないベンチャー企業じゃない?】見極めるためのポイント
前述したように、危ないベンチャー企業の見極め方を知った上で転職活動を行えば、不安を抱くことなく素敵なベンチャー企業に転職ができます。
ここでは安心してベンチャー企業に転職するために、企業を見極める4つのポイントをご紹介しますので、ぜひ企業選びの際にご活用ください。
GoogleマップやX(旧Twitter)で口コミを検索
企業の口コミを調べる…と聞くと、OpenWorkや転職会議などの口コミサイトを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、ベンチャー企業は開示されている情報も少なく、また従業員数が少ないことから退職者もあまり多くないため、企業によっては口コミが1件もないこともあるでしょう。
そんな時に行えることが、GoogleマップやX(旧Twitter)での検索です。
Googleマップで企業名について検索すると、企業に向けたリアルな口コミを知ることができます。自社サービスを展開している場合は法人向けに営業を行っているため、その営業の方の対応についてなどが書かれているでしょう。
もしそこで「営業の方の対応が荒かった」などマイナスな口コミが多ければ、社内の雰囲気もあまり良くないかもしれません
X(旧Twitter)では、企業名で検索することもいいですが、サービス名や、代表・役員の名前の検索をすることをおすすめします。
ベンチャー企業の社長はSNSをやっていることが多く、社長の名前をフルネームで検索すると出てくることが多いと思います。
従業員数が多くないベンチャー企業では社長の雰囲気が会社の雰囲気と近いです。そのため、社長のX(旧Twitter)を見ることで、社内の雰囲気を想像することができるでしょう。
資金調達額や出資先について確認
資金調達がされているということは、「この企業(サービス)は今後伸びていくだろう」と投資先が期待をしているという意味です。
投資するかどうかの判断は経営に関する知識や経験がある有識者の方々なので、その方たちが成長を期待している企業であれば倒産リスクの心配は少ないでしょう。
むしろ、今後上場を見据えていることもありますので、今転職することでストックオプションをもらえる可能性もあります。
資金調達の例で言うと、スキマバイトアプリ「タイミー」は、サービスリリースから約4年で累計資金調達額が約273億円となりました。
プレスリリース以外でも、企業のホームページなどで資金調達については公表されますので、気になっている企業がある場合は一度確認してみることをおすすめします。
出資先は重要という訳ではありませんが、知り合いの投資家から出資してもらった場合も資金調達となりますので、1人の投資家が出資したというよりも、企業が出資した方が、企業の今後の成長性には安心が持てるでしょう。
特に、実績豊富なVC(Venture Capital)から出資を受けているかどうかは優良なベンチャー企業かどうかを見極めるためのポイントとなります。
業界の動向を見る
その企業がどの業界に属していて、その業界が今後伸びていきそうかどうかを調べておくことも重要です。
今後需要が減少すると予想される業界に転職すると、ベンチャー企業の場合は倒産リスクが高まりますので、需要が減少していく業界よりも今後増加していく業界に転職することをおすすめします。
ベンチャー企業が合う人・合わない人の特徴
ベンチャー企業の共通の特徴から、ベンチャー企業に合う人・合わない人の特徴があります。
ベンチャー企業で働いた経験、そしてベンチャー企業で採用を担当した経験もある筆者が思う合う人・合わない人の特徴をご紹介しますので、ご自身に当てはめながら考えてみてください。
ベンチャー企業が合う人の特徴
1.将来起業したいと考えている人
社長との距離が近く、1人ひとりが経営に関して意識しなければいけないベンチャー企業では、起業前に勉強として働くにはぴったりの環境です。
求人票の求める人物像部分に「将来起業したい方」と記載されていることもあるので、長く働くことが前提とした大企業と違い、起業を見据えての転職も可能です。
実際に自分が起業したら、初めの1年〜3年はどのような状況になるのかを知るためにも、設立間もないベンチャー企業で3年ほど働いてみるというのは1つの手でしょう。
2.ジェネラリストを目指したい人
大企業では部署ごとに役割が明確に分かれているので、自分が担当している業務以外はどの部署がどのように仕事をしているのか知りません。また、従業員数が多いので他部署のメンバーの名前を知らないということもありますよね。
しかし、ベンチャー企業は1人あたりの裁量が大きく、部署も分かれてはいますが、営業がマーケティングのサポートをしたり、マーケティングが採用のサポートをしたりなど部署を跨いだ業務も発生しますので、幅広い業務に携わることができます。
「営業の提案だけをひたすら極めたい!」ではなく、「集客から提案、顧客フォローまで一貫して行っていきたい!」「営業だけじゃなくてマーケティングも学んでいきたい!」と考えている方は、ベンチャー企業で叶えることができるでしょう。
また、年齢や勤続年数に関係なく、成果を出すことで役職に就くことができますので、マネジメント経験を積みたい、役職が欲しいという方にもベンチャー企業は向いています。
3.実力主義の環境に行きたい人
まだ絶対的なメンバーがいる訳ではありませんので、ベンチャー企業では実力がある人がどんどん上に上がっていくことができます。
入社後1年で営業リーダーになることもできますし、入社後成果を残して会社の業績が伸びていけば役員になることもできるでしょう。
役職が上がるに伴い年収も上がることがほとんどですので、成果を出しているのに評価してもらえない環境にいる方は、ぜひベンチャー企業に転職を検討してみてください!
<ベンチャー企業が合わない人の特徴/h3>
1.ワークライフバランスを第一に考えたい人
変化が大きく従業員数が少ないベンチャー企業は、1人当たりの業務量も多いので毎日定時上がりはどの企業でも難しいでしょう。
また、自分と同じ仕事をしている人が何人もいる大企業と違って、特定の業務はその人しかできないという場合もありますので、有給休暇を取得するにもその前後に仕事を詰めるなどの調整を行う必要があります。
残業が少ない企業やフレックス制度の企業、リモートワークが可能な企業もありますが、今回の転職で一番重要なのはワークライフバランスです!という方にはベンチャー企業はおすすめしません。
2.受動的な人/自分の上に指導者が欲しい人
変化が大きく、また自分の仕事が確定していないため、会社の目標に対して自分から業務を探しにいく必要があります。
そのため、自分のやることが決まっていて、その業務を淡々とこなしていくことが得意な方や、1つの業務が終わった後、次の業務が未確定のときに指示を待ってしまう方、やり方が分からないときに自分で調べて挑戦してみるのではなく、教えてくれる人が欲しいという方はベンチャー企業は合わないでしょう。
失敗があってもいいから挑戦することが重要なのがベンチャー企業ですので、社内でまだ誰もやったことがない仕事を入社してすぐ任されることもあります。
待ちの姿勢ではなく、失敗してもいいから積極的に仕事に取り組める方でないと、働く上でストレスを感じてしまうかもしれませんね。
ベンチャー企業への転職=危ないわけではない
ベンチャー企業と一括りに言っても、上場間近の成長著しいベンチャー企業もあれば、どんなサービスを売り出していくかまだ模索中のベンチャー企業もあり、社長の考え方によっても働き方や社風は様々です。
そのため、「ベンチャー企業だから」という一言で気になっている企業への転職を諦めたりすることは辞めましょう。
ベンチャー企業に転職することに不安がある方に一つ言えることは、企業選びをしっかりすれば、ベンチャー企業に対して不安に思うことが多い深夜までの残業や倒産リスクは避けられますし、成果を挙げれば大企業よりも年収をもらえる可能性もあるので、重要なことは企業選びだということです。
まずは自分が今回の転職でどんなことを叶えたいのかを明確にし、次にそれを叶えるためにはどんな業界や職種、社風がいいのかを考え、そこから企業選びを行っていくことで、企業規模に関わらず納得のいく転職活動ができるでしょう。