融資の面接・面談で気を付ける3つのNGワードと注意するべき3つの事

2024年4月4日

あなたは「面接・面談」は得意でしょうか。
日本政策金融公庫や銀行などの融資の際に必要な申請書と事業計画書や創業計画書などの資料を完璧に書いた後、次の難関として「面接・面談」があります。

融資を受けれる事業計画書や書類を用意しても、「面接・面談」で失敗すると融資は受けれません。

今回は、「面接・面談」で注意するべき事と、「面接・面談」で言ってはいけないNGワードを紹介します。このページをしっかりと確認して「面接・面談」を成功させ融資を獲得しましょう!

面接・面談」で注意するべきこと

外見は清潔に。服装・髪型の身だしなみに注意する

融資担当者は、面接・面談でアナタの人格・人間性を判断しています。

礼儀・礼節、言葉使いと外見は、アナタの人格・人間性を判断するのに重要なポイントです。第一印象は非常に重要ですので、清潔感のあるビジネススーツとキレイな髪型で行きましょう。

アナタがもしご自身の自己満足なポリシーで「外見・髪型・言葉使い」を変えたく無いのならば、アナタの人間性も、ビジネスにかける覚悟も所詮はその程度という事です。
国民の血税で融資を受けたいと願うのであれば、自分自身を戒めましょう。

できれば面談は本人だけで行きましょう

融資担当者は、面接・面談でアナタの経営者としての資質や人柄など、アナタが融資に足る人物かを判断しています。

融資担当者は、面接・面談では専門家に頼る姿ではなく、アナタの口から話を聞きたいと考えています。全てを正確に答えられずとも一人で面接・面談にのぞむ事が大切です。

この面接・面談が、アナタの意見ではなく、専門家の意見が重要となるのであれば、この面接・面談自体が意味を成さなくなります。

怒らずに焦らずに熱意を持って分かりやすく答える

融資担当者は、毎日数多くの多様な経営者と面接・面談をしている歴戦練磨の猛者です。

融資の面談では、多くの経営者が大なり小なり緊張します。
分からない所が出てきても焦らずに「分かりません。」「後でお返事致します。」と言えば大丈夫です。その場しのぎのウソはNGですし、聞かれていない事までベラベラと答える必要はありません。

融資担当者からの質問は時には厳しく、人によっては不愉快に受け取られ方もいらっしゃいます。しかし、怒らずに声を荒げず冷静に答えて下さい。

面接・面談は、アナタの経営者としての資質・人間性・人格を確認し、「アナタは融資しても大丈夫な人間か?」を判断するために行われています。

面接・面談の言ってはいけないNGワード

「いくら融資受けれますか?」

融資担当者はアナタと面接・面談で話を聞いて、その内容を元に稟議書を作成し、この稟議書に「融資課長」→「副支店長」→「支店長」という順番で承認され、ようやく融資が実行されます。

これから融資を受けようとするアナタが弱気な発言をすると、融資担当者は「この会社に融資をしても事業はうまく行かず、返済できないのでは?」と受け取ります。

「弊社の事業には何の問題も心配もありません。」

融資担当者は、アナタに融資した金額が滞りなく全額返済されるかを判断しています。
この発言をすると、アナタの経営者としての「問題発見能力」や「リスク管理能力」が無いのではと懸念されてしまいます。

SWOT分析等で内的要因・外的要因含め、自社の弱点や脅威などのリスクを理解し、それに対する対策をあらかじめ想定している経営者の方が優秀と受け取られます。
無責任で根拠の無い強気過ぎる発言はNGです。

「それは、●●さんに聞かないと分かりません。」

融資担当者は、アナタの主体性・覚悟・責任感を判断しており、融資の面接・面談では経営者であるアナタの口から答えを聞くという大前提があります。
このような発言は、主体性がなく無責任で覚悟も無いと受け取られます。

面接・面談では分かる範囲で答えれば大丈夫です。
分からない所は持ち帰らせてもらい、面談後に速やかに電話等で対応するようにしなければいけません。

アナタの事業ですから、分からない事を「誰かのせい」にする自分を戒めましょう。

融資の面接・面談で注意するべき事のまとめ

日本政策金融公庫・信用保証協会・銀行でも、融資を受けるためには、「事業計画書」と「面接・面談」の二つが必要です。
どれだけ「事業計画書」の出来栄えが良くても、「面接・面談」でアナタが「融資に値しない人間」と判断されれば融資は受けれません。

「面接・面談」の準備をしてのぞむには、アナタの心構え(覚悟)が重要です。

融資担当者も人間です。いい加減な人間には融資したくないでしょう。