ファクタリングに利息は要りません!!その真相とは?

2024年7月19日

いつもご愛読いただきありがとうございます。
ファクタリングサービスの利用を検討されている方や、最近ファクタリングというサービスの存在を知った方なら、気になるのが利息です。
結論、ファクタリングに「利息はありません」。では、どういう仕組みなのでしょうか。
今回は、ファクタリングに利息がいらない理由についてお伝えします。

ファクタリングに利息はない?!

冒頭でもお伝えした通り、ファクタリングサービスを利用するにあたり、利息は要りません。

「利息」とは、金銭の貸借で借りた側から貸した側に支払われる貸借料のことです。

ファクタリングは売掛債権を売却し現金化することで資金を調達できる方法のため、「利息」は発生せず、「売買手数料」が発生します。

貸金業には利息制限法が適用されますが、ファクタリングは売買取引であり貸金業ではないため、適用されません。

この売買手数料は、ファクタリング会社独自の審査により決定します。

ファクタリング売買手数料を決める要素

ファクタリングを利用するときにファクタリング会社に支払う売買手数料は、様々な要素により決定されます。

ファクタリング会社により、どの要素を重視するかは異なる部分はあるものの、多くは共通しています。

主にファクタリング売買手数料を決める要素として挙げられるのは次の4つです。

①売掛先の信用力
②利用実績
③売掛債権額
④契約形態
それぞれどのようなことを重視されるのか説明していきます。

①売掛先の信用力

ファクタリングで現金化する売掛債権の信用度は高ければ高いほど売買手数料は安く抑えることができます。

ファクタリング会社が審査で最も重視する要素といえますが、期日までに売掛先が倒産すれば売掛金は回収できなくなります。

設立したばかりで実績がなく、どのような事業を行っているかわからない売掛先の場合には、売掛金の支払期日までに資金繰り悪化を理由に夜逃げする可能性もゼロではありません。

買い取る売掛債権が確実に回収できる債権であることが求められるため、売掛先の信用力を重視した審査を行うといえるでしょう。

売掛先だけでなく、売掛債権が本当に実在しており架空の債権でないことも重要です。

ファクタリングでは売掛先の信用力を重視するため、リスクの高い売掛債権と判断されれば売買手数料も高く設定されます。

②利用実績

過去にファクタリングの利用実績がある場合には、信用力の高い利用者と判断されやすく、売買手数料を引き下げることができるでしょう。

過去の利用実績は、すでにファクタリングにより売掛金を売掛先から回収し、ファクタリング会社に渡すという流れを滞りなくできている証明といえるからです。

初回利用よりも2回目以降のほうが売買手数料は安くなりやすいですが、過去契約時に何らかのトラブルなどを起こしている場合は契約できない事もあるため注意しましょう。

③売掛債権額

ファクタリング会社に売却する売掛債権額は、高ければ高い方が売買手数料を安く抑えることができます。

売掛金の買取手続にかかる手間やコストは、売掛債権の金額が大きくても小さくてもほとんど変わりません。

仮に売掛金30万円に対する売買手数料を10%で設定すると3万円ですが、150万円に対する売買手数料を2%で設定しても同じ3万円です。

10%で設定すれば15万円ですが、事務手続や手間は変わらないため引き下げてもよいと考えやすいといえます。

売掛債権額が大きければファクタリング会社の利益も出しやすいため、少額債権よりは売買手数料を引き下げてもらいやすくなるでしょう。

④契約形態

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがありますが、どちらの契約形態かによって売買手数料も次のように大きく分かります。

◯2社間ファクタリングの売買手数料相場 10~20%
◯3社間ファクタリングの売買手数料相場 1%~9%

2社間ファクタリングの場合、売掛先から売掛金を回収するのは利用者です。

もしも売掛金を回収したとき、利用者の資金繰りが悪化していれば、口座に売掛先から入金されたお金を、会社存続の為にやむを得ず使い込んでしまうこともあるかもしれません。

そのため流用されるリスクを踏まえて、2社間ファクタリングの売買手数料は3社間ファクタリングよりも高めに設定されます。

反対に3社間ファクタリングでは、売掛先からファクタリング会社に直接、売掛金の支払いが行われるため、リスクが低い分売買手数料も安く設定されるといえるでしょう。

また、3社間ファクタリングでは売掛先に対し売掛金の存在を確認しやすいため、架空の請求書などを持ち込まれるリスクが少ない分売買手数料も低くなります。

ファクタリング売買手数料の相場

ファクタリングで資金を調達するとき、ファクタリング会社に支払う売買手数料の割合には一般的な相場があります。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを利用するかによって異なりますが、一般的な売買手数料相場は以下のとおりです。

◯2社間ファクタリング 10~20%
◯3社間ファクタリング 1~9%

金利と同じく「%」を使った割合で表示されますが、金利は「年率」が原則ですがファクタリング手数料は「月率」として考えます。

そのため、もしも融資を受けるときの金利とファクタリング売買手数料の手数料率を比較するのなら、ファクタリング売買手数料率を「年率」に換算し比べることが必要です。

たとえば3社間ファクタリングで発生する売買手数料の割合が5%だとしても、年率に換算すればその12倍となるため60%となります。

年率換算にすると割合が一気に高くなるため、期間を決めて数か月利用するなど一時的な資金調達への活用はよいものの、年間単位など継続した利用では資金繰りが悪化することになると留意しておくべきです。

ファクタリングは利息ではなく、手数料が必要

ファクタリングには「利息」という概念がないのは、融資を受けて資金を調達する方法ではなく売掛債権の売買による方法だからです。

中小企業などは急にまとまった資金が必要になることもしばしばあるかと思います。

そのような場合でも、ファクタリングなら難易度の低い審査でスムーズに資金を調達できます。

即資金化を目指したい方にはぴったりなサービスです。
中には悪徳業者も潜んでいる可能性もあるので、そこには注意し、業者選びを慎重に行うことで、良い資金調達手段になることでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。