ファクタリング会社は東京に多い?乗り換え検討中の方必見!

2024年12月5日

東京には、現在たくさんファクタリング会社があります。
お金のやり取りだからこそ、事務所がきちんと存在している安心感や実績を重視したくなりますよね。
中には都内に事務所があってもオンライン完結できるところもあって、便利です。

コスト削減やサービスの質などの理由で、ファクタリング会社の乗り換えを検討している方もいるかもしれません。

結論からいえば、現在ファクタリングを利用していても、別のファクタリング会社への乗り換えは可能です。

この記事では、他社利用中でもファクタリング会社の乗り換えが可能なケースや、ファクタリング会社を乗り換えるメリットや、自社に合うファクタリング会社の選び方について詳しく解説していきます。

1.ファクタリング会社の乗り換えは他社利用中でも可能

ファクタリング会社の乗り換えは、他社利用中でも可能です。

ただし、乗り換えが不可能なケースもあるため、事前に知識を整理しましょう。

以下、乗り換えが可能なケースと不可能なケースに分けて、詳しく解説します。

1-1.他社利用中に乗り換えが可能なケース

結論からいえば、「同じファクタリング会社を利用し続けなければならない」というルールはなく、ファクタリングの利用中でも他のファクタリング会社を利用することは可能です。

ただし、他社利用中に乗り換えが可能なのは、すでに譲渡した売掛金と別の売掛金を譲渡するケースに限ります。

例えば、A社に対する売掛金はファクタリング会社Aに譲渡し、B社に対する売掛金はファクタリング会社Bへ譲渡するという場合は複数社でファクタリングを利用しても問題ありません。

ファクタリング会社によって手数料や買取可能金額、振り込みまでのスピードが異なるため、現在利用しているファクタリング会社では希望の条件に合わない場合でも別のファクタリング会社では可能な場合もあります。

1-2.他社利用中で乗り換えが不可能なケース

他社利用中で乗り換えが不可能なケースは、ファクタリング会社へ売掛金を譲渡して資金調達した後に、別のファクタリング会社へ同じ売掛金を譲渡するケースです。

二重譲渡と呼ばれ、違法行為になります。

売掛金の譲渡は、債権の移転を伴います。

売掛金を二重に譲渡すると、複数のファクタリング会社が同じ売掛金に対する債権を主張することになり、一方は売掛金を受け取れず大きな損害を被ります。

また利用者は不正に二重の資金を得たとして、詐欺罪や横領罪に問われる可能性があるため、二重譲渡は厳禁です。

2.ファクタリング以外の方法で資金調達している場合、利用できるのか

ファクタリング以外の方法ですでに資金調達をしている場合でも、ファクタリングは利用できるのでしょうか。

ここではポイントになる2つの要素を解説します。

2-1. 資金調達方法をビジネスローンからファクタリングに乗り換えは可能

資金調達方法をビジネスローンからファクタリングに乗り換えることはできます。

ビジネスローンとファクタリングはまったく異なる資金調達方法のため、ビジネスローンを利用していてもファクタリングの契約には支障ないと考えられているためです。

ただし、ファクタリングを申し込む直近でビジネスローンを利用している場合は、審査に落ちる原因になり得るため注意が必要です。

ファクタリング会社は売掛金の信用力のほか、利用者の信用力も考慮しています。

ビジネスローンとファクタリングは異なる資金調達方法であるとはいえ、短期間で資金調達を繰り返していることで何らかのネガティブな理由があるのではと疑われる可能性があります。

2-2. 銀行融資から乗り換える場合は確認が必要

銀行融資からファクタリングに乗り換える場合は、銀行との契約内容を確認する必要があります。

融資はファクタリングとは異なる資金調達方法ですが、利用している銀行によっては他の方法による資金調達を制限している場合があります。

まずは手元の契約書で内容を確認し、担当者にも相談してみるのがおすすめです。

なお、売掛金を銀行融資の担保に設定している場合、同一の売掛金をファクタリング会社に売却することはできないため注意が必要です。

3. ファクタリング会社を乗り換えるべき7つの状況

ここからは、他社利用中にファクタリング会社を乗り換えるべき具体的な7つの状況を解説していきます。

あなたの状況を照らし合わせてみて、ここで紹介する状況に当てはまる場合は乗り換えがおすすめです。

❶ファクタリング手数料が高い
❷契約内容が見積内容と異なっている
❸入金までにかかる日数が長すぎる
❹買取可能金額の上限が低い
❺担当者の対応が悪い
❻審査が厳しすぎて通らない
❼債権譲渡登記が必要だと分かった

3-1. ファクタリング手数料が高い

ファクタリング会社に支払う「手数料」は、ファクタリングを利用する上で必ず必要となるものです。

しかし、ファクタリングの手数料が高すぎると資金調達できる金額が減り、利益を圧迫することになります。

ファクタリング会社の相場は、2者間ファクタリングで8%〜18%程度、3者間ファクタリングで2%〜9%程度です。

手数料の相場
・2者間ファクタリング 8%〜18%程度                              
・3者間ファクタリング 2%〜9%程度
相場よりも高すぎる場合は、ファクタリング会社の乗り換えを検討したほうが良いでしょう。

3-2. 契約内容が見積内容と異なっている

契約内容が見積時の内容と異なっている場合は、ファクタリング会社の乗り換えを検討しましょう。

現在契約中のファクタリング会社が悪徳業者である可能性が高いためです。

将来的に見積時とは異なる高額な手数料を要求される可能性もあるため、今後起こりうるトラブルを未然に防止する意味でも、乗り換えたほうが安心といえます。

3-3. 入金までにかかる日数が長すぎる

手続きから入金までに時間がかかりすぎる場合も、ファクタリング会社の乗り換えを検討すべきです。

入金までの時間が長いと資金化(現金化)までの時間がかかり、キャッシュフローが悪化するからです。

ファクタリングの入金までの日数は会社ごとに異なりますが、2者間ファクタリングでは即日〜3日、3者間ファクタリングでは1週間〜10日程度が一般的です。

入金までのスピードを早くしたい方は、ファクタリング会社の乗り換えを検討してみましょう。

3-4. 買取可能金額の上限が低い

ファクタリング会社によって、売掛金の買取可能金額の上限はさまざまです。

買取可能金額の上限はファクタリング会社の資金力や方針によって異なり、億単位の買い取りが可能な会社や、100万円〜1,000万円が限度といった会社もあります。

高額な取引が増えてきたなど、買取可能金額の上限にかかってしまう場合は、買取可能金額の上限が高いファクタリング会社に乗り換えを検討すると良いでしょう。

3-5. 担当者の対応が悪い

担当者の態度が悪い、親身に相談に乗ってくれない、スピーディーに対応してくれないなど、担当者の対応が悪いと感じる場合も、他のファクタリング会社を検討した方が良いでしょう。

評判が良いファクタリング会社の場合、多くの経験や実績をもとに、ファクタリングそのものだけでなく資金繰りや今後の対応策などの相談にも乗ってもらえます。

使っているファクタリング会社の担当者の対応が悪い場合は、評判の良いファクタリング会社への乗り換えを検討してみると良いでしょう。

3-6. 審査が厳しすぎて通らない

審査基準はファクタリング会社によって異なり、審査が厳しいファクタリング会社や比較的審査が柔軟なファクタリング会社も存在します。

ファクタリングを利用したいのに審査に通らないのでは、素早い資金化(現金化)ができず、キャッシュフローが悪化してしまいます。

なかなか審査に通らない場合は、審査通過率が高いファクタリング会社に乗り換えるべきです。

3-7. 債権譲渡登記が必要だと分かった

債権譲渡登記とは、債権の譲渡に際してその事実を登記することで第三者に対抗するための手続きを指します。

この債権譲渡登記をすることで数万円の費用が別途発生するうえ、ファクタリングの利用を売掛先が知るリスクもあります。

追加費用やファクタリングの利用を売掛先が知ることで今後の取引に影響が出る場合などの懸念がある場合は債権譲渡登記が必須ではないファクタリング会社の利用を検討しましょう。

4. ファクタリング会社を乗り換えるメリットとは

ここからは、他社利用中にファクタリング会社を乗り換えるとどんなメリットがあるのか、具体的に解説していきます。

3章で解説した「ファクタリング会社を乗り換えるべき状況」に該当する方は、乗り換えを前向きに検討してみると良いでしょう。

ファクタリング会社を乗り換える3つのメリット

❶手数料が安くなる
❷より良い条件で取引できる
❸審査に通りやすくなる
それぞれのメリットについて、以下からさらに詳しく解説していきます。

4-1. 手数料が安くなる

ファクタリング会社を乗り換えるメリットは、手数料を抑えられる可能性があることです。

例えば、「現在のA社の手数料が10%」「乗り換え先のB社が7%」の場合、500万円の売掛金に対してA社では50万円の手数料がかかりますが、B社では35万円で済みます。

長期的に利用する場合、削減効果はさらに大きくなります。

年間5,000万円のファクタリングを利用する場合、手数料が3%安くなるだけで150万円の削減が可能です。

複数社見積りを取ることで手数料を比較し、現在利用しているファクタリング会社よりも低手数料で利用できる場合は前向きに乗り換えを検討してみることをおすすめします。

4-2. より良い条件で取引できる

より良い条件で取引できるのも、ファクタリング会社を乗り換えるメリットです。

例えば、買取可能金額に上限や下限がない会社に乗り換えると、少額から高額まで様々な売掛金に対応してもらうことができます。

また、入金スピードが早い会社に乗り換えると、資金化(現金化)が早くなり、急な資金需要にも対応できます。

さらに、「注文書ファクタリング」「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」などファクタリングの種類が多い会社に乗り換えると、利用者にあったサービスを利用して資金調達をすることができます。

4-3. 審査に通りやすくなる

ファクタリング会社を乗り換えるメリットとして、審査に通りやすくなるメリットもあります。

過去にファクタリングの利用実績がある経営者や個人事業主は、初めてファクタリングを利用する人に比べて、審査に通りやすくなります。

なぜならば、

「他のファクタリング会社で審査に通った」
「問題なくファクタリング契約が終了した」

という実績があるからです。

さらに、他社利用実績があってファクタリング会社を乗り換えると、手数料が優遇されるケースもあります。

乗り換えの際には、実績があることを伝えてみると良いでしょう。

5.まとめ

東京にはたくさんのファクタリング会社があるので、自社にあった会社選びをしましょう。
東京でファクタリングするときに向くファクタリング業者はたくさんありますが、それぞれ特徴に違いがあり差別化されています。

特徴を見て希望に合うところを利用するのが、ファクタリングで納得するための第一歩です。
新しい売掛金でファクタリングを利用するケースであれば、他社利用中でもファクタリング会社の乗り換えは可能です。

さまざまなメリットがありますが、特に手数料が2%以上安くなる場合には資金調達できる金額が大きく変わりお得に利用できます。

ただし、乗り換える際には「二重譲渡をしないこと」「悪徳業者ではない安全なファクタリング会社を選ぶこと」などを徹底しましょう。