ファクタリングで他社に断られても審査通過率が高くなる方法について
2024年8月26日
ファクタリングとは、売掛金を売却することで早期に現金化できるサービスです。
金融機関からの融資に比べて手数料が安く、審査も通りやすいことから多くの事業者から注目されています。
しかし、なかには審査を通過できないケースも存在するため、利用する際は注意が必要です。
本記事では、ファクタリング会社に断られてしまう理由や審査を通過しやすくするポイントを詳しく解説します。
3割程度はファクタリングの利用を断られている!
ファクタリングは、売掛金回収リスクを回避しながら短期間で資金調達できる方法として人気を集めています。
ファクタリング会社を選ぶ際、多くの方は利用するポイントとして手数料や売掛金の買取可能額に注目するでしょう。
しかし、審査の通過率も重要なポイントです。
一般的なファクタリングの審査通過率は、およそ70%といわれています。
つまり3割程度の事業者はファクタリングの利用を断られているのです。
ファクタリングを利用して確実に、そして安全に資金調達するためには、審査通過率の高いファクタリングサービスを選択しなければなりません。
ファクタリングの審査に落ちてしまう理由として、次の3つが挙げられます。
・売掛先が原因のケース
・売掛金が原因のケース
・利用者が原因のケース
次の章では、それぞれのケースにおいてファクタリング会社に利用を断れてしまう原因を詳しく解説します。
ファクタリング会社に断られる理由|売掛先が原因のケース
ファクタリング会社に断られる最も大きな原因とされるのが、売掛先に問題があるケースです。
ファクタリング会社は、利用者よりも売掛先の信用度やこれまでの実績、支払い能力の有無を重要視します。
ここからは、売掛先に原因があるケースの具体例を紹介します。
売掛先の信用力が低い
ファクタリング会社は、買い取った売掛金が未回収とならないよう、売掛先の信用力を重視して審査をおこなっています。
信用できない売掛先と判断されるケースは、次のとおりです。
・経営状況が悪い
・倒産する恐れがある
・創業したばかりである
・実在しない事業者である
上記に該当する場合、ファクタリング会社は売掛金が未回収となるリスクがあると判断するため注意しましょう。
売掛先との取引実績が少ない
利用者と売掛先との取引実績の有無もファクタリング会社が審査をおこなううえで重要視するポイントです。
売掛先との関係が長期にわたって継続している場合、売掛金を回収できる可能性が高いと判断されます。
一方で、取引実績が少なかったり、過去に一度も取引した実績がなかったりすると、ファクタリング会社は確実に売掛金を回収できるかを判断できません。
また、売掛先が支払期日までに売掛金を支払っているかも重要なポイントです。
支払いが滞っている場合も審査に落ちるリスクが高まるため注意しましょう。
売掛先が個人事業主であった
ファクタリング会社の多くは、法人の売掛先のみを対象にサービスを展開しています。
個人事業主は法人と比べて信用情報の調査が難しく、売掛金を回収できないリスクも高いという特徴から、売掛先の対象としないファクタリング会社が多く存在します。
審査の通過率をより高めるためには、売掛先が法人だけでなく、個人事業主やフリーランスも対象としたファクタリングサービスを選択しましょう。
ファクタリング会社に断られる理由|売掛金が原因のケース
売掛先や利用者に原因がないにもかかわらず、売掛金が原因となってファクタリングを断られることも考えられます。
売掛金が原因で審査を通過できないケースの具体例を紹介しましょう。
買取可能額の範囲内でない
ファクタリング会社によって、売掛金の買取可能額は大きく異なります。
なかには、上限・下限額を設定せずにサービスを展開するファクタリング会社もあるものの、ほとんどのファクタリング会社は買取可能な上限額を設けています。
保有する売掛金がファクタリング会社が設定する買取可能額の条件を満たしていない場合は、審査を通過できません。
ファクタリング会社を選ぶ際は、自社が保有する売掛金を把握したうえで、買取可能額の上限・下限額を事前に確認しておきましょう。
回収サイトが長すぎる
利用者が売掛先から売掛金を回収するまでの期間が長いと、ファクタリング会社 は利用者から買い取った売掛金を返済してもらうまで時間がかかり、買い取りのリスクが高くなってしまいます。
そのため、売掛金回収までの期間が短い取引と比較すると審査の通過率は低くなってしまうのです。
審査通過率を高めるためには、長くても2ヵ月以内に回収できる売掛金を検討しましょう。
支払期日を過ぎている
不良債権とは、財産価値のない債権のことです。
支払期日を過ぎても回収できない売掛金やすでに回収できないと判明している売掛金は、不良債権としてみなされるため、ファクタリングの買い取り対象となりません。
不良債権は、未回収のまま放置しておくと、回収できなくなるリスクが大きくなり、最悪の場合時効となるケースも少なくありません。
支払期日を過ぎている売掛金がある場合は、注意しましょう。
売掛先の信用度が低い
ファクタリングの審査では、売掛先や利用者の信用度はもちろんのこと、売掛金そのものの信用度も重要視されます。
近年では、ファクタリング会社を狙った詐欺事件が増えており、ファクタリング会社は売掛金の信用度を重視しているのです。
実際にある詐欺行為の例は、次のとおりです。
・架空債権
・二重譲渡
架空債権とは、存在しない売掛先に架空の請求書を発行する行為です。
また、二重譲渡とは、すでに売却済みの売掛金を新たに売却する行為を意味します。
請求書に不備があると売掛金の存在自体を疑われてしまうため、注意しましょう。
ファクタリング会社に断られる理由|利用者が原因のケース
ファクタリング会社に断られる理由として、利用者に問題があるケースもあります。
ここからは、その具体例を紹介します。
必要書類を提出していない
ファクタリングの審査に申し込む際は、それぞれのファクタリング会社が定める必要書類を提出します。
もちろん、必要書類を全て用意できなければ審査を通過できません。
一般的に、審査で必要となる書類は次のとおりです。
・身分証明書
・売掛金を証明する請求書や発注書、納品書
・取引を確認できる銀行口座通帳のコピー
・2〜3期分の決算書 など
上記以外にも、印鑑証明書や商業登記簿謄本の提出が求められることもあります。
特に、創業したばかりの事業者の場合は必要書類を準備できないケースも多くあるため、注意が必要です。
申込者が利用対象者でない
ファクタリング会社によっては、それぞれ利用できる事業形態が異なります。
具体的には、次の3つです。
・法人対象
・個人事業主対象
・法人・個人事業主対象
法人を対象としたサービスは、審査通過率が高い傾向にあり、個人事業主を対象としたサービスは審査通過率が比較的低いのが特徴です。
最近では、法人と個人事業主の両方を対象としたサービスも増えています。
利用を検討しているファクタリングサービスの利用対象を確認したうえで、審査に申し込みましょう。
面談で良くない印象を与えた
ファクタリングの審査では、利用者の会社の経営状況や事情だけでなく、利用者自身の人柄や対応の仕方も大きく加味されます。
申し込み時や面談時での横柄な態度や威圧的な行動が見受けられると、売掛金の回収リスクが高いと判断されてしまうでしょう。
そのほかにも、ギャンブル依存症の傾向があったり、利用者に対する悪い評判が目立ったりする場合も、審査に落ちる確率が高くなるため注意が必要です。
ファクタリング会社に断られないようにする4つのポイント
ファクタリング会社の審査に落ちないために、気をつけるべきポイントをまとめて解説します。
ファクタリングの利用条件をよく確認する
ファクタリングの審査に申し込む際は、ファクタリング会社が設ける利用条件を満たしているかを事前に確認しましょう。
売掛金を保有していることは絶対条件ですが、そのほかにも次のような条件を設けるケースが多くあります。
・必要書類
・利用者の事業形態(法人・個人事業主)
・売掛先の事業形態(法人・個人事業主)
・売掛債権の買取可能額
・支払期日
・ファクタリング方式(2社間ファクタリング・3社間ファクタリング) など
上記の条件は、ファクタリング会社の公式サイトで確認できるケースがほとんどです。
サービス概要やよくある質問などのページをチェックし、利用対象であるかを判断しましょう。
審査に有利な売掛金で申し込むようにする
ファクタリングの審査に通過するためには、審査に有利な売掛金を選ぶのが重要です。
売掛金の信用度を証明するためにも、次のような売掛金を選択してください。
取引実績が十分にある売掛先の売掛金
支払期日が近い売掛金
上記のような売掛金であれば、売掛先の倒産リスクや支払いの遅延のリスクが低いとみなされるでしょう。
書類提出や面談などの対応を適切におこなう
書類提出や面談での対応を適切におこなうことによって、審査通過率を高められるでしょう。
ファクタリング会社から提出を求められる書類を素早く準備し、必要となるタイミングで提出することで、審査にかかる時間を大幅に削減できます。
また、審査の際におこなわれる面談での言動や態度も、審査に大きく影響を与える要素です。
質問に対する返答に矛盾がある場合、ファクタリング会社は詐欺被害を懸念して利用を断るケースも考えられます。
ファクタリング会社からの信頼を獲得するためにも、社会人としての常識的な態度や対応を心がけてください。
審査通過率が高いファクタリング会社を選ぶ
ファクタリング会社によって審査の通過率は大きく異なります。
ファクタリング会社の公式ホームページには、審査通過率を掲載しているケースも多くあります。
審査の通過に不安がある方は、審査通過率の高いファクタリング会社を選びましょう。
まとめ
ファクタリングは、事業者が抱える売掛金を売却して早期に現金化できる資金調達方法として注目されています。
最短即日で入金されるケースもあり、資金繰りに悩んでいる事業者や事業の立て直しを図る事業者におすすめのサービスです。
ファクタリングサービスはメリットが多い一方で、全ての事業者が利用できる訳ではありません。
ファクタリング会社の多くは独自の審査基準を設けており、基準を満たすことではじめてサービスを利用できます。
ファクタリング会社に利用を断られる主な原因は、次の3つです。
・売掛先の問題
・売掛金の問題
・利用者の問題
ファクタリングの審査では売掛先の信用度が重要視される傾向にあるものの、利用者の人柄や態度の良し悪しもチェックされるため注意が必要です。
複数のファクタリングサービスに審査を申し込むことで審査通過率を高められるだけでなく、手数料の妥当性も把握できます。
本記事で解説した内容を踏まえて依頼するファクタリングサービスを選んでいきましょう。