請求書買取とは一体⁉誰でも即日利用可能なおすすめサービスを紹介!
2024年1月21日
まず請求書買取サービスとは、個人事業主や企業が売掛金の管理工数を減らしたり、手元のキャッシュを確保の為、未払いの請求書を即座に売却し早期に現金化するサービスのことを指します。
開業間もない個人事業主や中小企業が融資を受けれない場合に、請求書買取は補完金融として利用されます。
請求書買取の市場規模は2019年に比べ2020年には約2倍に伸びており、年々利用者が増えています。
ただし請求書買取は近年普及した資金調達手段のため、「利用を検討しているけど詳細がわからないため不安」とお考えの方も多いでしょう。
そこで本記事では、個人事業主が請求書買取サービスを利用する上で必ず知っておくべきことについて詳しく解説します。
個人事業主でも利用できるおすすめの請求書買取サービスについてもご紹介しますので、今すぐに請求書買取を用いて資金繰りの問題を解決できるでしょう。
個人事業主に利用される請求書買取サービスとは?売掛債権を早期に現金化するファクタリングのこと
請求書買取とは、入金期日前の請求書を買取ってもらい現金化するサービスのことです。
別名でファクタリングとも呼ばれています。
請求書買取を利用することで「支払いプロセスの合理化」「迅速な支払い」「キャッシュフローの改善」ができ、ビジネスの成長を加速させるために必要な資金を確保することができます。
2019年に株式会社セイビーが請求書買取を検討した理由を調査するアンケートを行ったところ、「運転資金が不足していた」「一時的に支出が増えた」「売上の増加が見込まれる」などの理由が最も多くありました。
外注費の先払いが必要になった、税金の支払いが迫っているなど資金繰り苦しい時に役立つサービスとなっています。
特に銀行などの金融機関から融資が受けるの難しく、資金繰りに悩みを抱える個人事業主には、請求書買取はおすすめのサービスと言えるでしょう。
請求書買取サービスのメリット・デメリット
請求書買取サービスは短期での資金繰り改善ができるメリットがある一方、比較的手数料が高額というデメリットがあります。
メリットやデメリットを確認しておくことで、請求書買取サービスを利用するべきかどうかがわかり、利用する場合は上手く活用することができます。
請求書買取サービスのメリット
請求書買取サービスのメリットは以下の6つです。
・即日から数日で資金調達できるため資金繰りを改善できる
・信用力がない事業主でも利用できる
・負債にならず会社や個人の信用を悪化させない
・保証人や担保が不要
・売掛先の不払いのリスクを避けることができる
・良い条件でビジネスを交渉しやすくなる
即日から数日で資金調達できるため資金繰りを改善できる
請求書買取は融資など比べ圧倒的に資金調達までのスピードが早い特徴があり、申し込みから即日〜数日で入金可能です。
「新規の取引するために事業資金が必要になった」「急な支払いが発生した」などのケースにも対応できます。
そのためキャッシュフローの問題で事業を拡大できない個人事業主に利用されてる場合が多いです。
※例えば資金繰りが苦しく事業拡大が中々うまくいかないケースにおいて、60日後に入金予定の売掛金を今すぐに現金化すると、人件費や発注費を賄うことができ新規の案件の受注や事業開発を進めやすくなります。
信用力がない個人事業主でも利用できる
請求書買取は売掛先の信用力を審査の重点を置いており、信用力がない個人事情主でも利用しやすい資金調達方法です。
基本的に事業主の経営状況を審査することはありません。
審査は「売掛先との継続取引の有無」「売掛先の支払い能力」でほとんど決まると行っても過言ではありません。
金融機関からの融資の際に行われる自社の与信の審査に落ちてしまった方でも、請求書買取は利用可能です。
サービスによっては「赤字決算」「債務超過」「税金滞納」のケースでも利用できます。
※請求書買取行者の中でもQuQumoは審査通過率が98%もあり、融資の審査通過率比べると圧倒的に高い
負債にならず会社や個人の信用を悪化させない
請求書買取による資金調達は借入ではなく売掛債権の売却となるので、負債になりません。
バランシート上では有利子負債で計上されないので、金融機関からの信用を悪化させないメリットがあります。
個人事業主の請求書買取利用は負債を増やさず資金繰りの改善・事業の拡大が可能となるため、日本政策金融公庫から融資を引きやすい状況を作ることができます。
保証人や担保が不要
金融機関からの融資と違い、請求書買取は保証人や担保なしで利用できます。
請求書買取は売掛債権の売買契約基づく取引のため、一度請求書を買い取ってもらえば取引は終了になります。
仮には売掛先が債務不履行となり売掛金の支払いができない場合でも、担保・保証人がないので弁済する必要はありません。
請求書買取で担保が発生した場合は、売掛債権を担保にした貸金業に該当します。
ただし請求書買取の手数料で担保が発生している場合は、ほとんど違法業者である可能性がある可能性が高いです。
そのため基本的に請求書買取には担保や保証人がないものと考えて問題ありません。
売掛金の回収不能のリスクを避けることができる
売掛金の支払い期日前に請求書を買い取ってもらうことで、売掛先の債務不履行のリスクを避けることができます。
請求書買取は一度売掛債権を買い取ってもらえば、償還請求権が存在しないため、買取代金の返金を要求されることはありません。
良い条件でビジネスの交渉がしやすくなる
「融資を受けれない個人事業主」が請求書買取を用いて資金繰りを改善できれば、良い条件でビジネスの交渉がしやすくなるメリットがあります。
資金繰りがうまくいってる状況では、キャッシュフローを回すためだけの目的の案件を受注する必要がなくなります。
自社のキャッシュフローが安定した状況では、好条件の案件を引く交渉をしやすくなるでしょう。
請求書買取サービスのデメリット
請求書買取のデメリットは以下の3つです。
・融資に比べて手数料が高い
・請求書の額面の範囲しか資金調達できない
・簡単に利用できるので依存しやすい
融資に比べ手数料が高い
個人事業主に最も利用される融資「日本政策金融公庫」の金利に比べ、請求書買取の手数料は高くなっています。
例えば日本政策金融公庫の担保を不要とする融資を受けた場合、年利は約1%〜3%と設定されていますが、請求書買取の手数料相場は3%〜20%となっています。
請求所買取行者が貸倒リスクをとる構造であるため、手数料は高くなっています。
請求書の額面の範囲しか資金調達できない
請求書買取は請求書の額面の範囲しか資金調達できないデメリットが存在します。
売掛債権を業者に売却するので、売掛金を超える範囲の資金を集めることはできません。
少額取引しか行ってないが、多額の資金が必要な方には請求書買取は向かないでしょう。
簡単に利用できるので依存しやすい
請求書買取は融資などに比べ簡単に資金調達できてしまうため、依存しやすいと言われています。
満額で入金予定の売掛金から手数料を引いた代金を得るので、必然的に商売の売上・利益率が下がってしまいます。
そのため請求書買取は資金繰りが苦しく早急に資金が必要な時だけ利用する方が望ましいでしょう。
利用回数に応じてサービス利用手数料が下がる仕組みを導入している場合もあるので、複数回利用する可能性がある方は継続利用で手数料率が下がる請求書買取業者を選びましょう。
次の章では個人事業主の利用実績が豊富で信頼性のある請求書買取サービスを紹介します。
請求書買取サービス比較の仕方|個人事業主がサービスを選ぶときのポイントを解説!
請求書買取サービスは、自社の状況や支払いの迫っている状況により以下の観点で選ぶことをおすすめします。
・2社間ファクタリング・3社間ファクタリングで選ぶ
・手数料率で選ぶ
・審査通過率で選ぶ
・利用限度額で選ぶ
・オンライン完結で選ぶ
支払い期限が翌日に迫っていて一刻も早く資金が必要な人は2社間ファクタリングや審査通過率の高いサービスを選び、やや猶予がある場合は手数料率を意識するべきでしょう。
次に選択基準を詳しく紹介します。
2社間ファクタリング・3社間ファクタリングで選ぶ
請求書買取サービスには、大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。
2社間ファクタリングとは、売掛先の関与無く請求書を売却する形態のことです。
取引先の承認が不要となるのでスピード感を持って請求書を買取してもらうことができます。
2社間ファクタリングの特徴は以下の通りです。
取引先に資金繰りが苦しいことを知られずに利用できる
手続きに時間がかからず入金スピードが早い
一方、3社間ファクタリングは、取引先にファクタリング利用の承諾を得て請求もファクタリング業者が実施する請求書買取形態です。
取引先の承認が必要となりますが、その分審査に通過しやすく手数料が抑えることができます。
3社間ファクタリングの特徴は以下の通りです。
手数料が2~9%と低く、請求の手間なく利用できる
債権の回収をファクタリング会社が代行してくれる
2社間ファクタリング・3社間ファクタリングファクタリング両方を選べるファクタリング会社はアクセルファクターです。
手数料率で選ぶ
請求書買取サービスの手数料率は様々で、数%~数十%までの幅があります。
資金繰り改善のために利用するサービスですが、毎月利用するような状況では自転車操業となり益々悪化してしまいます。
手数料率15%を超えるサービスを選ぶべきでは無いでしょう。
サービスによって上限となる手数料率、下限となる手数料率は異なります。
少額債権を買取ってもらう場合は上限手数料率、高額・信用度の高い売掛債権を買い取ってもらう場合は下限手数料率に近い見積もりが出ることが多い傾向があります。
利用額に応じて上限・下限の目安を意識して選定しましょう。
審査通過率で選ぶ
請求書買取の審査通過率はサービスによって大きく異なります。
AI審査のみで審査する会社は比較的審査通過率が低く、電話などでヒアリングしてもらえる請求書買取サービスであれば柔軟な審査を受けることができます。
利用限度額で選ぶ
高額の債権を売却したい方は、利用限度額で選ぶのがおすすめです。
上限額は請求書買取サービスにより大きく異なり、50万円~1億円程度の設定が多くなっています。
オンライン完結で選ぶ
すぐに資金が必要な場合や時間をかけずに利用したい場合は、オンラインで完結する請求書買取サービスを利用するのがおすすめです。
オンライン完結の請求書買取サービスは、必要書類を郵送で送ったり対面でのミーティングが必要ないので、資金調達のスピードが早くなります。
まWEB完結のファクタリングサービスの場合、ウェブに必要書類をアップロードするだけど審査から契約まで完了できるので、時間の短縮が可能です。
請求書買取サービスの利用の流れ|仕組みを解説!
請求書買取サービス利用の流れは以下の通りです。
・請求書を取引先に発行する
・債権売却に関する取引先の同意を得る(3社間ファクタリングの場合のみ)
・請求書買取サービスに申込
・請求書買取業者からの入金
・取引先からの入金確認後に請求書買取業者に送金(2社間ファクタリングのみ)
請求書買取サービスは、取引先に支払ってもらう債権から手数料を引いた額を先払いしてもらうサービスです。
そのため、取引先から入金次第速やかに請求書買取業者に支払う必要があります。
2社間ファクタリングの場合と3社間ファクタリングの場合で若干利用の流れが異なり、3社間ファクタリングの場合は取引先の同意を得るフロー、2社間ファクタリングの場合は請求書買取業者に送金するフローが発生します。
請求書買取サービスと後払いサービスの違い
請求書買取サービスと似たサービスには後払いサービスがあります。
請求書買取サービスは売掛債権を先に現金化するサービスである一方、後払いサービスは取引先への買掛金の支払いを引き伸ばすサービスです。
個人事業主でも利用できる後払いサービスとして著名なものは、invoy後払い、支払い.com、三井住友カード請求書支払い代行サービスなどがあります。
後払いサービスは、本来取引先に請求書で支払う債務をクレジットカードで支払い、クレジットカードの引き落とし日まで先延ばすことで資金繰りを改善します。
まとめ
本記事では、個人やフリーランス、中小企業が利用できる請求書買取サービスについて紹介しました。
請求書買取サービスの利用を検討している方のほとんどは、「短期で請求書を現金化したい」「少しでも手数料を抑え、大きな資金調達をしたい」と考えているのではないでしょうか?