ファクタリングの審査が激甘と噂される理由と気を付けるべきこと
2023年10月5日
「ファクタリングは審査が激甘だから通るはず」
「激甘ってことはほとんど審査されていないのでは?」
ファクタリングは、融資などに比べて審査が激甘と言われています。
本当に審査が甘い資金調達方法なのか、気になりますよね。
結論からお伝えすると、ファクタリングは確かに審査が激甘です。
しかし他の資金調達方法が借入だとすると、ファクタリングは売掛債権の譲渡契約になります。
そのため審査方法も異なるのです。一体、どのような状況で利用できるのか詳しく紹介していきます。
ファクタリング審査が激甘!3つのケース
ファクタリングの審査は、なぜ激甘と言われているの?
上記のように、どのような状況で激甘と言われるのか気になりますよね。
ファクタリングは、融資などの借入時の審査では拒否されるケースでも利用することができるからです。
拒否されるケースを3つ紹介します。
税金滞納
あらゆる種類でも、税金を滞納していると融資などの借入は、ほぼ受けることができません。
税金滞納中に借入をしたい場合には、まず完済することが条件となるでしょう。
一方でファクタリングの場合、多少の税金滞納中であっても契約を結ぶことができます。
ファクタリング会社からしてみると、税金滞納中でも売掛金の回収ができれば問題がないからです。
赤字決算
赤字決算だと企業としての信用力が低下し、融資などの借入を受けることができません。
なぜなら赤字決算だと、運転資金が足りず倒産に至るケースが多いからです。
しかしファクタリングの場合は、利用者の企業が赤字決算であっても利用することができます。
ファクタリング会社が審査で着目するポイントは、売掛先(取引先)の信用力です。「売掛金を支払う能力があるか」「売掛金の未回収リスク」を重点的にチェックするため、利用者の経営状態などは重視されない場合が多くなっています。
開業直後
開業直後の企業は、会社としての信用力を計ることができず融資を受けることができません。
しかしファクタリングの場合は、売掛債権さえあれば利用することが可能です。
激甘に落とし穴!5つの注意点
ファクタリングなら資金調達できる!今すぐ利用したい!
上記のように、激甘審査のファクタリングに魅力を感じていますよね。
審査の甘いファクタリングですが、利用者の想いを逆手にとって利用しようとする悪徳業者も存在します。
悪徳業者(ヤミ金)を利用しないために、5つの注意点をチェックしておきましょう。
さっそく詳しく紹介していきましょう。
焦ると足元を見られる
資金調達に焦ったり、急いだりする気持ちは分かります。
しかし、その気持ちが悪徳なファクタリング業者に伝わってしまうと利用されてしまう危険性があるのです。
・即日利用したいなら、しょうがないですよ
・急いでいるから、手数料を高くしても利用するだろう
この様に、焦る気持ちを逆手に取られて損をしてしまう可能性があります。
ファクタリング利用時には、焦る気持ちを抑えてください。
手数料を上乗せされる
悪徳なファクタリング業者の中には、手数料を後から上乗せすることがあります。
・早く手続きをするから
・初回利用なので
・売掛先の信用力が低いので
上記のように、様々な理由を付けて手数料を上乗せしてくるのです。
話が以前と違う!と感じたら、即座に利用するのを中断してください。
手数料の安さをアピール
ファクタリングの手数料は、規制がありません。そのため、業者側が自由に手数料を設定することが可能です。
利用者も安い手数料を求めているため、悪徳業者は手数料の安さをアピールしてきます。
手数料が安いから利用しよう!と判断してしまうと、手数料以外の費用を搾取される危険性があるのです。
ファクタリングは、どうしても手数料の高い資金調達方法です。手数料を理解した上で、相場くらいの価格を提示している業者を利用するようにしましょう。
口座名が異なる
悪徳業者の中には、口座名が法人名と異なる場合があります。
この場合は、正当な理由がない限り利用しないでください。
悪徳業者・ヤミ金と判断されている業者は、銀行で口座を開設することができません。
そのためグループ企業の口座を借りたり、個人口座に入金させようとするのです。
何かおかしいと感じたら、利用せず直ぐに中断するようにしましょう。
直接会ってくれない
優良なファクタリング会社では、ほとんどの場合で面談が必要となります。
なぜなら、お金が関わる契約で利用者の人柄もチェックしているからです。
しかし悪徳業者の場合は、自分たちの顔を見られたくないと考えています。そのため、利用者が一度会いたいと申し出ても頑なに拒否するでしょう。
直接会ってくれない業者だと分かったら、利用するのを中断してください。
激甘審査でも落ちる!5つのポイント
審査が激甘なファクタリングでも、落ちることがある?
ファクタリングは激甘審査と言われていますが、もちろん審査に落ちることがあります。
審査落ちしてしまわない為に、どうすれば良いのか…
5つのポイントを紹介しましょう。
審査落ちしたくないとお考えであれば、ぜひチェックしてみてください。
法人相手の売掛債権
個人事業主やフリーランスなどが相手の売掛債権は、ファクタリング会社で拒否されるケースが多いと言えます。
なぜなら個人相手の場合、売掛債権の信用力を判断できないからです。
ファクタリング利用時には、法人相手の売掛債権を用意するようにしましょう。
必要書類は100%提出
審査の中に最も落ちる原因となるのが、必要書類の不備となっています。
必要書類は売掛債権の実在性を証明する、証拠書類です。
請求書や契約書など、要求された書類は100%提出できるようにしましょう。
二重譲渡はしない
基本的なポイントとはなりますが、二重譲渡された売掛債権の買取はできません。
わざと二重譲渡を行っていることが発覚すれば、刑事告発される可能性もあります。
どこにも譲渡していない売掛債権を用意し、ファクタリング会社へ申込するようにしましょう。
継続的に発生する売掛債権
ファクタリングにおいて、単発的に発生した売掛債権よりも継続的に発生した売掛債権の方が審査に通りやすくなります。
なぜなら継続的に発生している売掛債権の方が、未回収リスクが低くなるからです。
審査に通過したいとお考えであれば、継続的に発生している売掛債権を用意するようにしましょう。
差押えリスクを軽減
ファクタリングは、税金滞納中でも利用できます。
しかし、あまりにも税金滞納がひどいと資産差押えリスクが高まり、利用できない可能性があるのです。
税金滞納がひどい場合には、分納するなどして差押えリスクを軽減するようにしましょう。
まとめ
ファクタリングは審査が激甘なのか?
上記について詳しく解説してきました。
ファクタリングは、融資などの借入と比べると審査が甘いです。
しかし必要書類の提出や売掛債権の種類によっては、審査に落ちることもあります。
ファクタリング利用時には、悪徳業者に注意しながら安全に利用するようにしましょう。