歯科医業でのファクタリング活用方法について!

2024年1月20日

そもそも診療報酬ファクタリングとはといった仕組みや、メリット・デメリットも解説していきます。
また、診療報酬ファクタリングの流れや、必要な書類も紹介しています。

診療報酬ファクタリングとは?

診療報酬ファクタリングとは、介護報酬債権や調剤報酬債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、入金を早期にしてもらうサービスです。
こちらを利用することによって、手数料は引かれてしまいますが、早期に現金を手に入れることが出来ます。
介護報酬債権や調剤報酬債権を持っている医療機関や介護事業者、歯科医院や調剤薬局向けのファクタリングです。

仕組みをわかりやすく解説

決済面で支払企業(債務者)と納入企業(債権者)の間に立ち、納入企業から申し込みがあれば期日よりも前に一部振り込む事も可能となっています。

売掛金ファクタリングと違う点は、扱うものが診療報酬というところです。

掛け目がある理由は?

診療報酬ファクタリングには掛け目という、支払われる割合が設定されています。

なぜ掛け目があるのか?それは、医療機関が提出したレセプトが100%通るとは限らないため、ファクタリング会社のリスク回避のために設定されているのです。
掛け目は約70%~90%程度に設定されているところがほとんどですが、希望額に達しない可能性があるため、注意が必要です。

診療報酬ファクタリングのメリット

診療報酬ファクタリングのメリットとしては、主に以下の4点が挙げられます。
・借金ではないので信用情報に傷がつかない
・担保や保証人が必要ない
・早急に現金化できる
・銀行の融資よりもハードルが低い

一つずつ詳しく説明します。

借金ではないので信用情報に傷がつかない

診療報酬ファクタリングは融資と違い借金ではなく買取のため、銀行の融資枠など信用情報に傷がつきません。

そのため本当に必要な時に融資を受けることができるうえ、既に融資を受けている医療機関でも利用できるところがメリットと言えます。

診療報酬ファクタリングのデメリット

診療報酬ファクタリングのデメリットとしては、主に以下の4点が挙げられます。

・掛け目がある
・資金額に限度がある
・一度導入すると抜け出すことが難しい
・手数料分利益が減る
一つずつ詳しく説明します。

掛け目がある

診療報酬ファクタリングには掛け目があります。

そのためまずもらえるのは提出したレセプトの70%~90%程度ですので、希望額に達しないデメリットは頭に入れておいたほうがよいです。

レセプトが通った残額は、社保や国保などから診療報酬が入り次第振り込まれます。

資金額に限度がある

診療報酬ファクタリングで調達できるのはその時点で持っている診療報酬債権分(2か月分)です。

なので高額な資金を入手したい場合はファクタリングは向いていません。

一度導入すると抜け出すことが難しい

診療報酬ファクタリングは最大2か月分の診療報酬を先に手に入れることになります。

つまりその後2か月間は診療報酬がもらえないことになります。

そのため利用した次の月、次の次の月…と継続して利用することになり、抜け出すことがとても難しいです。

手数料分利益が減る

診療報酬ファクタリングはファクタリング会社に手数料を支払うことにより早期に資金を得ることが出来る仕組みです。

そのため売り上げは変わらないまま手数料分利益が減っていくことになり、ファクタリングを利用する前よりもらえる金額が少なくなってしまいます。

また、銀行から利益率の悪化を指摘される可能性もあることがデメリットと言えるでしょう。

担保や保証人が必要ない

診療報酬ファクタリングは融資と違い担保や保証人が必要ありません。

なぜなら先項でも説明した通り貸し倒れのリスクがないためです。

担保や保証人が必要ないため、融資と比べ簡単かつスムーズに資金調達できます。

早急に現金化できる

診療報酬の支払いサイトは翌々月です。つまり何もしないと2か月後まで現金は入ってきません。
また、銀行等に融資を受けようとすると審査に時間がかかり、早急に現金が欲しい時には向いていません。
その点、診療報酬ファクタリングは3~5営業日程度で審査が終わるため、早急に現金を手に入れることができ、時間をかけずに資金繰りを改善することが出来ます。

銀行の融資よりもハードルが低い

銀行でも融資をしてくれますが、財政状況が悪いと渋られる可能性があります。

しかし、診療報酬ファクタリングは審査の基準が融資よりも低く、財政状況が悪くても利用できる可能性が高いです。

融資だと貸し倒れの可能性があるため審査が厳しくなりがちですが、診療報酬ファクタリングは診療報酬債権からファクタリング会社に支払うため、貸し倒れのリスクがないためです。

資金調達のハードルが低いことは医療機関にとっては大きなメリットと言えます。

診療報酬ファクタリング利用の流れ

診療報酬ファクタリングの流れは以下になります。

・医療報酬ファクタリングを扱っている会社へ相談
・必要書類の提出
・審査
・ファクタリング会社から前払い金の振込
・社保や国保からファクタリング会社へ診療報酬の支払い
・ファクタリング会社から前払い金を引いた残額の振込
一つずつ詳しく説明します。

医療報酬ファクタリングを扱っている会社へ相談

ファクタリング会社でも医療報酬ファクタリングを扱っている会社は多くないです。

中には悪徳会社もありますので、口コミや情報サイトを確認したうえでよく検討し、会社のHPから相談してください。

当サイトでも診療報酬ファクタリング対応の会社の紹介をしているので参考にしてください。

必要書類の提出

診療報酬ファクタリングには一般的に
・診療報酬請求書
・履歴事項全部証明書
・医療機関コードの記載がある許認可証のコピー
・診療報酬の支払が確認できる通帳コピー
・診療報酬の支払決定額通知書
などが必要になります。

事前に準備しておくと審査がスムーズに行われるため入金も早く行われるでしょう。

審査

診療報酬ファクタリングには融資まではいかないですが審査があります。

約2~3日で審査結果が出ることが多いです。

ファクタリング会社から前払い金の振込

審査が通ると手数料を引いた掛け目分の前払い金が振り込まれます。

きちんと掛け目通りであるか確認をしましょう。

社保や国保からファクタリング会社へ診療報酬の支払い

レセプトの支払い期日になると社保や国保からファクタリング会社へ診療報酬の支払いがあります。

ファクタリング会社にいくら支払われたか確認を行っておくとよいでしょう。

ファクタリング会社から前払い金を引いた残額の振込

ファクタリング会社から、前払い金を引いた残額が振り込まれてきます。

こちらも金額が合っているか確認することで詐欺にあう危険性を減らすことが出来ます。

まとめ

診療報酬ファクタリングは少ないリスクで早期に資金を得ることが出来るため、おすすめの資金調達方法です。

ただし、悪徳業者に引っかかる可能性や利益が減ることで資金繰りがうまくいかなくなるデメリットも孕んでいるので慎重に利用しましょう。