ノンバンクと銀行の違いはどこ?その特徴やカードローンの選び方を解説

2024年11月1日

「ノンバンク」とは、お金を貸す業務に特化した銀行以外の金融機関のことで、「信販会社」や「消費者金融」が代表的です。

お金を借り入れるときは、それぞれの金融機関の特徴を理解して、自分の状況に合った借入先を見つけるとよいでしょう。この記事では、ノンバンクと銀行の違いを解説します。

ノンバンクとは銀行以外の金融機関

ノンバンクとは、銀行以外の金融機関のことです。銀行のようなお金を預かる業務を行わず、お金を貸すなどの与信業務に特化しています。代表的なノンバンクには信販会社や消費者金融が挙げられます。

まずは、代表的なノンバンクの特徴を紹介します。

[代表的なノンバンクの特徴]

信販会社
・信販会社が先に代金を立て替え、あとから利用者にお金を請求する
・クレジットカードのサービスと信販業務を兼ねている会社は「信販系カードローン」と呼ばれる
消費者金融
・主に個人向けに貸付を行う
・無担保かつ保証人なしで貸付可能
信販会社は、ローンやクレジットカードを含む信用取引を行っています。また、信販会社とクレジットカード会社には業務範囲の違いがあり、クレジットカード会社はクレジットカードによるショッピングやキャッシングの業務をメインに取り扱っています。一方、消費者金融は、主に個人の利用者にお金の貸付を行っています。

ノンバンクと銀行の違い

続いて、カードローンにおけるノンバンクと銀行の違いを解説します。主な違いは、「適用される法律」「融資スピード」「金利」「申込者本人の収入」の4点があげられます。

法律

ノンバンクと銀行では、貸付の際に適用される法律に「総量規制」が含まれているか否かで異なります。

総量規制とは、貸金業者から借りられるお金の総額の上限を規制する法律です。2022年11月時点で、対象となる金融業者は、借主に対して年収の1/3を超える貸付を行ってはいけないと定められています。

ノンバンクは、信販会社や消費者金融など、個人向けの貸付を行う貸金業者向けの「貸金業法」が対象となり、総量規制が含まれています。

一方で銀行は「銀行法」が適用され、総量規制の代わりに、独自の規制を設けていることがほとんどです。いずれも無理のある借り入れから利用者を守る目的で定められています。

融資スピード

ノンバンクの融資スピードは、銀行よりも速い傾向があります。審査内容などによって異なりますが、大手の消費者金融などの場合は、審査から融資決定までが最短即日で完了するケースも多く見られます。

金利

金利とは、「借り入れたお金に対する利息の割合」です。金利は銀行よりノンバンクのほうが高い傾向があります。また、ノンバンクのなかでも、信販会社と消費者金融では、会社によって金利に差があります。

消費者金融はカードローン会社よりも審査時間が短い場合が多いため、早くお金が必要な人が利用する場合が多いです。一方、低金利を求める場合や、消費者金融自体に抵抗がある人は、信販会社のカードローンを選ぶ傾向があります。低金利のカードローン会社を選ぶことで、支払総額を減らせる可能性があります。

申込者本人の収入

ノンバンク・銀行ともに、カードローンを利用するには申込者本人に安定した収入が必要です。そのため、収入のない未就業者や専業主婦(主夫)は、利用できない場合が多いです。ただし、一部の銀行系カードローンでは、配偶者に安定した収入があれば、申込者に収入がない場合でも借り入れが可能となるケースがあります。

ノンバンクと銀行のカードローンはどちらがいい?

ノンバンクと銀行のカードローンを比較して、「どちらがよい」と判断することは一概にはできません。審査のスピードや金利など実際のサービス内容は金融機関や申込者によって異なるからです。それぞれの金融機関の傾向を知ったうえで、自分の借入目的に合ったカードローンを見つけましょう。

たとえば「一刻も早くお金が必要」という場面では、審査のスピードが速い傾向にあるノンバンクを検討するのもひとつの方法です。

「少しでも支払総額を抑えたい」という場合は、金利の低い金融機関を選ぶとよいでしょう。金利は、もともと銀行のほうが低い傾向がありました。しかし、近年では消費者金融が銀行の傘下に入ることも多く、各社のサービスも見直されているため、銀行とノンバンクでの金利の差が少なくなっています。場合によっては、銀行よりノンバンクのほうが金利が低いケースもあるので、事前に調べておきましょう。

ノンバンクはリスクがあるといわれる理由

ひとくちに「ノンバンクの借入先」といっても、ビジネスの規模や知名度、取引内容は会社によってさまざまです。貸金業を行うには金融庁への登録が必要ですが、なかには無登録で違法な金利による貸付を行っている業者がいることも考えられます。借入先は慎重に選びましょう。