資金調達の外部金融とは?
2023年12月21日
外部金融とは
外部金融とは、企業が経営をするのに必要な資金を、自分の会社ではなく外部から調達することを指す。
資金調達を行なうための方法として、大きく外部金融と内部金融に分かれる。外部金融とは、企業の外部から資金を調達することで、さらに直接金融と間接金融の2つに分けられる。直接金融とは、新株や債券を発行して銀行などから直接に資金調達する方法のことである。
間接金融とは、間に金融機関などを挟む取引のことで、資金の貸し手と借り手の間に取り引き関係がない金融のことである。
外部金融の例として借金があるが、銀行や友人からお金を借りると現金が増えるのと同じ仕組みで、企業も経営に必要な経費を集めることができる。
一方でお金を借りなくても、費用の支払いを待ってもらうという方法で、実質的にお金を借りることもできる。他にも、掛け取引という方法があり、毎回現金のやり取りをするのではなく、相手を信用して一定の期日にお金を回収するという方法もある。
内部金融とは?
資金調達というと、大きく分けて2つあります。それは、前項にあるような増資や私募債、借入などの「外部資金調達」と、今から説明する「内部資金調達」です。
内部資金調達とは、簡単にいうと、会社で利益を残しその結果「内部留保」をためていくことです。しかし内部資金調達を広くとらえると、それにとどまらず、「企業間信用」や「債権回収の早期化」、「在庫削減」、「不要資産売却」なども該当します。
内部金融と外部金融の違い
個人,企業などの経済主体が必要な資金を入手するには,まず,その経常的収入によって賄うか,あるいは預金の引出しや株式の売却のように,保有する資産を処分することによって調達する方法がある。このように,資金調達の源泉が当該経済主体の内部に求められる場合を内部金融,もしくは自己金融と呼ぶ。これとは対照的に,直接金融および間接金融方式(〈直接金融・間接金融〉の項参照)のように,資金調達の源泉がその経済主体の外部に求められる場合を外部金融と呼ぶ。