ファクタリングとは?おすすめの資金繰り改善方法について詳しく解説
2025年3月9日
経営悪化で早急に資金が必要など、資金繰りが苦しくて支払いが滞りそうなことが分かると、一刻も早くこの窮地を脱出するために何とかしないと、と慌てますよね。
数日後、数週間後には資金ショートしてしまう状況の場合、まずは資金の調達が先決です。
資金繰りが苦しくなる原因はいくつかあり、根本から資金繰りを見直して改善する必要がありますが、それには数か月の時間を要します。
まずは資金を調達してこの緊急時を乗り切ってから、もう資金不足を繰り返さないよう原因を追究して対策を講じましょう。
経営は黒字だから一時的な資金不足はその場をしのげば大丈夫と思わず、根本から資金繰りを立て直しましょう。
そこでこの記事では、資金繰りの改善方法についてお伝えしていきます。
資金繰りが苦しい!緊急時の資金調達方法4選
資金繰りが苦しく本当にひっ迫した状態に陥っている場合、まずこの窮地を脱することが先決です。
早急に資金を調達して資金ショートを防ぎましょう。
この章では数日~1週間以内に資金を調達する方法をおすすめ順に4つ紹介していきます。
下記いずれかの方法でひとまずは急場をしのぐことができます。
即効性の高い資金調達方法/おすすめ順
①ファクタリング
②手形割引
③ビジネスローン
④カードローン
どの方法も一時的な資金不足を解消するのには向いていますが、融資などに比べ手数料や利息が高いため、長期的な利用にはあまり向いていません。
1.ファクタリング
緊急時に利用できる金融サービスの中で最もおすすめできるのがファクタリングです。
ファクタリングとは利用者(お客様)が保有する売掛金をファクタリング会社に買い取ってもらうことにより、本来の入金日より早く売掛金を資金化できる。 申込先:ファクタリング会社・銀行・信販会社・消費者金融など
売掛金は本来入金までに1~2か月かかりますが、ファクタリング会社に売掛金を売却することで即日~1週間で資金調達が可能です。
利用者は売掛先から代金を振込まれたらファクタリング会社に回収金を支払います。
つまり受け取るはずの金銭を手数料を支払うことで予定より早く資金化するだけなので、利用額を誤ることもなく、支払いの目処も立っています。
そういう点からファクタリングは紹介する4つの方法の中で最も安全性と確実性が高いので、売掛金を保有しているなら利用を検討してみてくださいね。
ファクタリングを利用する場合のメリット・デメリット、おすすめな人を下記にまとめました。
ファクタリングのメリット
・最短即日で入金
・自社の業績が悪くても利用できる
ファクタリングのデメリット
• 手数料が高い(相場:2%~18%)
• 資金化できるのは売掛金の額の範囲内のみ
ファクタリングがおすすめな人
• 売掛金を保有している人
なお、ファクタリングを利用する際は下記2つの注意点を守って進めるようにしましょう。
ファクタリング利用時の注意点
◎高額な手数料に注意
ファクタリングの手数料は他の金融サービスの金利に比べて割高ですが、高すぎる手数料はかえって資金繰りを圧迫します。
複数の会社に見積依頼して比較検討するのが良いでしょう。
ファクタリング利用時の注意点②
◎悪徳業者に注意
ファクタリングを装った悪徳業者が悪質な貸付を行っているケースがあります。
契約書が債権譲渡契約(売買契約)であること・償還請求権がない(ノンリコース)ことを確認して契約しましょう。
上記項目に気をつけるためにもファクタリングは信用できる会社選びが重要です。
2.手形割引
手形割引とは、売掛先から振り出された手形を期日前に取引銀行か手形割引業者に買い取ってもらうこと。
申込先:銀行・信用金庫・信用組合・手形割引業者
※手形割引業者…銀行・信用金庫・信用組合以外で手形割引を行う業者。貸金業者をはじめとし総合商社や物流業者など様々な業種が参入
手形は通常記載された期日になるまで支払いを受けられませんが、割引手数料を支払うことで早期に資金化が可能です。
他の融資に比べて審査が通りやすく、特に手形割引業者だと手形のみが審査対象のため早ければ即日に資金を調達できます。
銀行・信用金庫・信用組合だと利用者も審査対象になるためその分審査期間が長く、1週間ほど見積もった方がよいでしょう。
手形割引も手数料を支払うことで受け取る金銭の入金日を早める仕組みなので、ファクタリングと同じく安全性と確実性が高いためおすすめです。
しかし万が一手形が不渡りになった場合は買い戻す必要があるリスクを理解しておきましょう。
手形割引のメリット
• 審査が通りやすい
• 手数料が安い(目安:銀行・信用金庫・信用組合2%~4.5%、手形割引業者2.5%~15%)
手形割引のデメリット
• 手形が万が一不渡りになった場合は買戻しの義務が発生する
手形割引がおすすめな人
• 手形を保有している人
3.ビジネスローン
ビジネスローンとは、事業資金としての利用を目的としたローン商品。利用限度額の範囲内で繰り返し利用可能。
申込先:銀行・信販会社・消費者金融など
ビジネスローンは様々な金融機関や貸金業者が提供していますが、どこに申し込むかによって審査期間が異なります。
・入金までの所要日数の目安
銀行 3~5営業日
信販会社 最短3日
消費者金融 最短即日
急ぐ場合は消費者金融がよりスピーディーですが、その分金利も高くなるので借入先は慎重に選びましょう。
ビジネスローンは一般的な融資よりも審査期間が短く基準も甘めなので、緊急時の資金調達方法としておすすめです。
しかし消費者金融から借り入れる場合は今後別の金融機関での融資審査にマイナス影響を及ぼしかねません。
また、返せないとさらに自分の首を絞めることになるので、あくまで一時的な資金繰りとして返せる範囲内での利用に留めましょう。
ビジネスローンのメリット
• 総量規制の対象にならない
• 原則として無担保・無保証
ビジネスローンのデメリット
• 金利が高い(相場:銀行1%~14%、ノンバンク5%~18%)
• 借入限度額が低い(目安:300~500万円)
• 他の銀行や公庫からの印象が悪くなる
ビジネスローンがおすすめな人
• 資金繰りは苦しいものの経営状況は悪くない人
4.カードローン
カードローンとは、資金使途は自由。利用限度額の範囲内で繰り返し利用可能。
申込先:銀行・信販会社・消費者金融など
カードローンはビジネスローンと違い使途を問われないので審査がスピーディーで、最短1時間で融資を受けられるケースもあります。
しかしビジネスローンと同じく消費者金融から借入れると今後の銀行との取引で印象が悪くなります。他に資金調達の方法がない場合の最終手段と考えておきましょう。
カードローンのメリット
• 融資までが圧倒的に早い(最短1時間)
• 資金使途が自由
• 借入限度額が高め(目安:500~1,000万円)
カードローンのデメリット
• 手数料が高い(相場:銀行4.5%~18%、ノンバンク15%~18%)
• 総量規制の対象となる
• 他の銀行や公庫からの印象が悪くなる
カードローンがおすすめな人
• 早急に資金が必要な人
• 他に資金調達の手段がない人
緊急時を乗り切るために資金調達と同時にやるべきこと
資金繰りが苦しい緊急時は資金調達と並行して実行していきましょう。
そうしないと資金の方はなんとか工面できたとしても社会的信用を失ってしまいかねません。
◎支払いの優先順位を決める
支払いの優先順位を決める
支払いが必要なものは全て期日までに入金できれば理想ですが、支払うお金がないのであれば優先順位をつけて払っていく他ありません。
基本的には次の順番で支払いを進めていきましょう。
■支払いの優先順
①振り出した手形・小切手
②人件費
③買掛金
④家賃・光熱費
⑤銀行等への返済
⑥税金・保険料
この順番は次の2つの基準からまとめました。
◎支払い期日の延期が不可または困難
◎失った場合の損害の大きさ
なお、期日までに支払いできそうにない場合は、必ず事前に連絡を入れましょう。
事前に連絡があるかないかでは信用度の低下具合が雲泥の差で、今後の関係性にも影響します。
自身が大変な状況ではありますが、相手の立場になって動くことが大切です。
まとめ
本記事を読んで資金繰りが苦しい現状をなんとか打破できそうでしょうか。
ぜひ、自社に合った資金繰りの解決方法の参考にして下さい。