ブラックリストでも融資はできる?日本政策金融公庫は信用情報関係ない!?
2024年8月1日
過去に金融事故を起こしてブラックリスト入りし、まだ履歴が消えていない社長の場合、ビジネスローンで融資してもらえないのか、気になる方も多いでしょう。
結論として、ブラックリストの社長でも審査に通過する可能性があります。しかし、難易度の高い状況ですから、借入先の選定が大切です。
そこで本記事では、ブラックリスト入りしている社長でも融資を受けられる金融機関を紹介します。
また、銀行融資の可否や日本政策金融公庫が信用情報を見ないのかについてもお伝えするので、ぜひ最後までお付き合いください。
ブラックリスト入りの社長でも融資可能な銀行は?日本政策金融公庫は信用情報を見ない?
まずは、ブラックリスト入りしている社長では銀行融資が受けられないという事実を解説します。
また、日本政策金融公庫が信用情報を確認しているのか否かについても見ていきましょう。
・社長がブラックリスト入りなら銀行融資は受けられない
・日本政策金融公庫は信用情報を確認する
社長がブラックリスト入りなら銀行融資は受けられない
銀行融資の審査では、信用情報機関のデータを重要な判断基準として使用しているため、ブラックリスト入りしていると借りられません。
特に、大手銀行ともなれば、信用情報を基に非常に厳正な審査を行っており、過去に金融事故を起こしているような社長はまず融資を受けられないでしょう。
しかし、地方銀行や信用金庫といった地域密着型の金融機関の場合は、将来性や顧客との関係性も審査基準に含まれているため、条件次第では融資してくれる可能性があります。
とはいえ、ブラックリスト入りしている時点で条件がかなり悪く、銀行融資を受けられる可能性は非常に低いと言わざるを得ません。
日本政策金融公庫は信用情報を確認する
日本政策金融公庫は信用情報を確認します。そのため、過去に金融事故を起こしており、履歴が削除されていない社長の場合は、融資してもらえない可能性が高いでしょう。
ただし、ブラックリスト入りしていたとしても、日本政策金融公庫から「この人は信頼できる」「この人は返済能力がある」と思ってもらえれば融資を受けられます。
つまり、日本政策金融公庫の審査では信用情報がチェックされるものの、他の情報も含めて返済能力を判断しているのです。
法人代表者・個人事業主がブラックでも借りれる可能性があるのは中小消費者金融
ブラックリスト入りした社長でも融資してくれる可能性がある金融機関は、以下の3つです。
・デイリーキャッシング
・キャレントキャッシング
・ニチデン
これらの金融機関はノンバンク系と呼ばれており、銀行融資ではありません。独自の審査基準を設けているため、条件を満たしていれば審査に通過できます。
ブラックリスト入りしていても、状況次第では借りられる可能性があるため、狙い目です。
ブラックリスト入りだと社長になれない?起業できる?
ブラックリスト入りしていても、社長になれないという法律はありません。
ブラックリスト入りした状態でも株式会社やNPO法人を設立できますし、もちろん個人事業主として独立も可能です。
ただし、お伝えしている通り、ブラックリスト入りしていると銀行融資などの審査に通りにくくなります。
現在、必要な事業資金が手元にない方は融資を受けるのが難しいため、独立して社長になるのは難しいのが実情です。
まとめ
社長がブラックリスト入りしていても、絶対に融資が受けられないわけではありません。
しかし、どの金融機関も信用情報は必ず確認するため、審査では不利になり、融資不可と判断される可能性は大いにあります。
どうしても融資を希望するなら「デイリーキャッシング」「キャレントキャッシング」「ニチデン」といった、柔軟な審査が魅力の金融機関を検討してみるといいでしょう。