資金調達が必要になるタイミングは、それぞれの業種によって異なります。工業ならば原材料の購入、建設業ならば仕事請負時などまとまったお金が必要になるタイミングが異なります。

まとまったお金が必要になった場合、融資によって資金調達する以外にファクタリングという方法があります。

ファクタリングならば迅速な資金調達が可能になるだけではなく、地域を問わず全国から申し込みできます。ファクタリング会社の候補が全国にあれば、より貴社の条件に合ったところが見つかるはずです。

今回は三重県におけるファクタリングについて解説します。工業地帯で知られている三重県では迅速な資金調達の需要があり、そのためファクタリングを利用することが大切です。どのようなファクタリングが良いのか見ていきましょう。

三重県の特徴

三重県は東海地方に分類され、愛知県の西側に位置しています。三重県の人口は約174万人で、47都道府県の中で第22位の、真ん中くらいの人口規模になっています。

県内では県庁所在地の津市（約27万人）よりも、工業地帯である四日市市（約32万人）が最も人口が多くなっています。四日市市、津市に続いて鈴鹿市（約19万人）、桑名市（約16万人）、松阪市（約14万人）と続きます。

サーキットで知られる鈴鹿市、松坂牛（まつざかうし）で知られる松坂市など県の規模以上に知名度のある都市が多いのが三重県の特徴です。

三重県には文化遺産も多数存在しています。日本最高位の神社と称される「伊勢神宮」は天照大御神が祀られ、3種の神器の1つである「八咫鏡」が奉納されています。

熊野古道は世界遺産になっています。サミットが行われた伊勢志摩は自然豊かで、とても落ち着いた環境がそこにはあります。広大な海に面しており、おいしい魚、伊勢海老などの自然の恵みも享受できます。

歴史や自然だけではありません。三重県は紀伊半島の東側に位置するので、奈良県や和歌山県など「近畿圏」とも接しています。近畿＝関西ですので、日本の東西文化の境界でもあります。関ケ原のある岐阜県ではなく、三重県が東西の堺になるかもしれません。

名古屋を中心とする「中京圏」に三重県はありますが、奈良方面から関西の文化も入っています。

三重県には最大都市である四日市市で、石油化学工業やコンビナートなど石油化学工業が盛んです。小学校～中学校の社会で習った「中京工業地帯」は三重県北部から愛知県にまたがっています。重工業、石油化学工業は日本の高度経済成長を支えた重要な産業です。

四日市市の製造品出荷額は市町村別で全国第10位になっており、大阪市や神戸市に次ぐ規模になっています。日本でも重要な工業地域なのです。

また自動車で有名な「ホンダ」本田技研工業の生産、研究開発拠点は鈴鹿市にあります。ホンダがF1に参加していたのは鈴鹿サーキットとの縁でもあるのです。

津市から愛知県名古屋市（中京圏の中心都市）まで近鉄で約50分。十分通える距離になります、三重県には新幹線（東海道新幹線）は通っていません。したがって、名古屋などから通常の鉄道で行くことになります。

三重県でも北部工業地域の事業者なら、名古屋にあるファクタリングに通って、利用できるかもしれません。しかし、南部からの距離はあり、例えば尾鷲から名古屋までは特急で2時間5600円、在来線なら4時間3000円かかります。東海道新幹線なら東京発で新大阪や新神戸を通過してしまう時間です。

三重県南部から名古屋のファクタリング会社に行き手続きするのは、費用面でも時間面でも相当にコスパが悪そうです。

三重県の工業、観光業などの事業者は突発的な資金調達に迫られることがあります、その場合融資を申し込んでも間に合わない可能性があります。

三重県の現状を整理していただいたうえで、三重県でファクタリングを受けるためにはどうすべきなのか考えます。

三重県南部からの申し込みも問題なし！オンラインファクタリングを利用して資金調達しよう

三重県内のファクタリング会社は競争がないため、手数料が高く、買い取り可能額も低めです。しかし、消費者金融系のビジネスローンは信用情報悪化に直結するので、あまりおすすめとはいえません。

しかし、ファクタリングは融資ではないので、規制が少なく、完全オンラインで手続きが完了する「オンラインファクタリング」という方法があります。銀行のように書類を提出し、対面で面談する必要はありません。

オンラインファクタリングならば、全国各地のファクタリング会社の中からご自身に合ったところが選べます。その中には、条件の良い（手数料が安い、即日買い取りなど）ところもあります。

カタログのように全国各地のファクタリング会社を選び、オンラインファクタリングで資金化できれば経営上とても助かります。

オンラインファクタリングの手続き、進め方

まずオンラインファクタリングに必要な書類を確認しておきましょう。

三重県からのオンラインファクタリングに必要な書類をチェック！

書類はおおよそ以下になります。ファクタリング会社によっては追加書類を求められるかもしれません。

・本人確認書類（身分証明書）
・売掛金の請求書
・銀行の通帳（売掛金の入金確認）
・確定申告書、決算書
・商業登記簿謄本（法人のみ）
商業登記簿謄本は法人のみ必要になります。商業登記簿謄本は、オンライン取得できないので（オンライン申請はできる）、現物を法務局まで取りに行かなければなりません。

書類についてはスキャナーで読み取ってPDF化するか、スマホなどで撮影して画像にします。きれいにデータ化するなら、スキャンしてPDF化した方がいいでしょう。コンビニのコピー機でもスキャンできます。

オンラインファクタリングの手続きの流れは以下

オンラインファクタリングについて手続きはおおよそ以下になります、ファクタリング会社によっては若干異なるフローもあり得ます。

1．ファクタリング会社にユーザー登録する
2．請求書（売掛金がわかる）のアップロード
3．請求書情報の入力
4．本人確認書類の提出（アップロード）
5．携帯電話のSMS認証
6．事業主登録（法人登記簿謄本、確定申告書、決算書などのアップロード）
7．WEB面談（ある場合ZOOMやSkypeを使う。場合によっては電話）
8．オンライン契約への同意、電子署名など
9．AIによる審査
10．決定、資金化、振り込み
事前に書類をPDFなどにデータ化しておくことで、最短即日で手続きが完了します。データ送信は場所を問いません。

これらなら三重県のどこにいても全国各地のファクタリング会社に申し込めます。三重県南部で名古屋に出るのが大変な場所でも、オンラインファクタリングならば問題ありません。

ぜひ、みなさんの仕事に理解があり、迅速かつ高額買い取り可能なファクタリング会社を見つけてください。

迅速な資金化によって経営に大きなサポートとなります。

まとめ

三重県の場合、特に名古屋から遠い場所で事業をしている方は、近くにファクタリング会社もなく、迅速な資金化に難儀します。融資が可能な金融機関も少ないかもしれません。

また、三重県北部の方についても、三重県内のファクタリング会社は少なく、競争がないので条件では大都市部（名古屋など）のファクタリング会社よりも条件が良くない傾向にあります。