年金受給者が誰でも必ず審査が通るカードローンはある?即日資金調達を受ける方法も紹介

2024年6月14日

カードローンの利用を検討している年金受給者の中には、必ず審査に通るカードローンを探している方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、年金受給者が必ず審査に通るカードローンは存在しません。そのため、「年金受給者は絶対に借りれる」とは断言できないのが現実です。

ただ、年金受給者でも審査に通るカードローンはあります。条件さえ満たしていればカードローンを利用できる可能性はあるため、安心してください。

この記事では、年金受給者が必ず審査に通るカードローンはあるのかへの回答、年金受給者がカードローンで借り入れする際の条件や審査などについて詳しく解説します。

年金受給者が必ず審査が通るカードローンはある?

年金受給者が必ず審査に通るカードローンはありません。カードローンを利用する際に避けて通れない「審査」は、必ず通る方法が存在しないからです。

カードローンの審査について公表している金融機関はありません。審査について何もわからない以上、必ず審査に通過する方法も、落ちる原因も把握できません。

つまり、年金受給者かどうかに関係なく、必ず審査に通るカードローンは存在しないということになります。

年金受給者でも絶対に借りれるカードローンを探している方にとって、必ず審査に通るカードローンがないのは残念な事実でしょう。

しかし、年金受給者がカードローンの審査に通過できないということではありません。年金受給者も申し込み対象にしているカードローンはあるため、それらに申し込めば審査に通過できる可能性は十分あります。

年金受給者がお金を借りられる4つの方法

年金受給者がお金を借りる方法はカードローンを含めて4つあります。

・銀行系カードローン
・消費者金融系カードローン
・リバースモーゲージ
・生活福祉資金貸付制度
カードローン以外は聞き慣れないものもあるかもしれません。それぞれメリット・デメリット、条件が異なりますから詳しくみていきましょう。

銀行系カードローン

銀行系カードローンは都市銀行や地方銀行など、銀行が発行するカードローンのことです。銀行系カードローンは他の金融機関よりも利率が低い一方で、借入審査が厳しい傾向があります。

メリット: 金利が安い。銀行が母体であるため信頼性が高い。

デメリット: 審査が厳しい。即日借り入れができない。

審査に不安があるならば、次に紹介する消費者金融系カードローンが最もおすすめです。

消費者金融系カードローン

消費者金融系カードローンとは、アコムやアイフルなど「貸金業法」にのっとって運営される金融機関からのカードローンのことです。

消費者金融系カードローンは銀行系カードローンよりも金利が高いのですが、ほとんどの場合は即日借り入れが可能です。

メリット: 独自の審査基準による柔軟審査。即日借り入れができる。24時間借り入れができるところがある。

デメリット: 金利が高い。遅延利率が高い。

銀行系カードローンと比べ、消費者金融系カードローンは審査が柔軟といわれています。一人一人の返済能力をしっかりと確認したうえで合否を決めるため、銀行系カードローンでは審査に通過しにくい方でも契約できる可能性があります。

リバースモーゲージ

年金受給者でも、持ち家にお住まいの方は「リバースモーゲージ」を利用できます。リバースモーゲージとは自宅を担保に融資をしてもらう銀行ローンのことです。

メリット: 月々の返済は利息のみ。子どもに返済義務がない。

デメリット: 持ち家がないと借りられない。変動金利で金利変動の影響を受ける。

リバースモーゲージの大きな特徴は、毎月の返済が「利息」のみという点です。元金は契約者が死亡した際に一括返済になるため毎月の負担が非常に軽くなります。

契約者が亡くなったあとは、残された配偶者に契約が移行するため配偶者が自宅から追い出されることはありません。また子どもに返済義務が生じることもないため、比較的低リスクでお金を借りられます。

生活福祉資金貸付制度

「生活福祉資金貸付制度」とは低所得者世帯や高齢者世帯などを対象に、年1.5%という低金利で融資を行う制度のことです。

都道府県内の市区町村社会福祉協議会が窓口で、介護サービスなどを受ける費用などの貸し付けを行っています。生活困窮者が対象ですから審査には本当に困っているのかどうかを見られるため、収入証明等が必要です。

年利が1.5%とかなりの低金利ですが、連帯保証人をつけると無利子での融資をもらえることが大きなメリットですが、貸付可能金額は融資資金の使用目的に応じて異なります。

以前は年金担保貸付制度・労災年金担保貸付事業という年金を担保として融資を受ける制度がありました。

しかし本来生活するための年金制度が返済資金として使用される恐れがあることから、法律改正によりこちらの制度は令和4年3月をもって申し込みを終了しています。

年金受給者がカードローンの審査に通るための条件

年金受給者でもカードローン融資は受けられますが、融資の審査に通るにはある条件があります。

カードローン各社よって年齢制限が異なる

カードローンの融資を受ける際に一番注意しなけらばならない条件は「年齢」です。各カードローン会社によって設ける年齢制限が異なります。

年齢制限は69歳以下という設定が多いのですが、銀行系カードローンは年齢制限が低く設定されていることが多く注意が必要です。借入申し込みをする前にカードローン会社の年齢制限を必ず確認しておきましょう。

年金以外に安定した収入が必要な場合もある

年金受給者でもカードローンの審査は受けられますが、ローン会社によっては年金以外の収入が求められるケースもあります。

また、銀行系カードローンは、消費者金融系カードローンよりも審査が厳しい傾向があります。

消費者金融には大手と中小がある

年金受給者には消費者金融系カードローンの利用がおすすめであることはすでに説明しましたが、消費者金融は大きく分けると大手と中小に分類されます。

それぞれの違いについて、審査の観点から解説します。

大手は審査通過率は高い?|基本的には大手消費者金融がおすすめ!

大手消費者金融と中小消費者金融の審査通過率を比較すると、大手の方が中小よりも高い可能性があります。

そのため、審査に通過しやすいカードローンを探しているならば、基本的には大手消費者金融への申し込みがおすすめです。

大手消費者金融は「新規貸付率」や「成約率」などと呼ばれるデータを公表しています。これは、申込者に対してどれくらいの方に新規貸付をおこなったか、申込者のどれくらいが成約に至ったかを示す数値です。

大手消費者金融の成約率をみると、ここ数年は40%前後で推移しています。新規貸付を受けられた、成約したということは審査に通過したということなので、大手の審査通過率は少なくとも40%前後はあると考えられます。

中小消費者金融は成約率を公表していないため、正確なところはわかりません。しかし、一説には10%前後ともいわれており、当サイト経由での申し込みと成約の状況を見る限り、あながち嘘でもないと考えられます。

借り入れや返済の利便性も大手の方が中小より高いため、あえて中小消費者金融を選ぶ理由もありません。過去に金融事故を起こしていないのであれば、大手消費者金融への申し込みをおすすめします。

信用情報に不安がある?中小消費者金融がおすすめ!

中小消費者金融は、過去に金融事故を起こした経験がある方でも審査に通過できる可能性があります。そのため、信用情報に不安のある方は、中小消費者金融への申し込みを検討しましょう。

中小消費者金融は、債務整理中の方でも審査に通過できたという口コミが数多くあります。ただし、ATMを使った借り入れや返済ができなかったり、土日の即日融資に対応していないケースが多いなど、大手と比べて利便性に劣る点があります。

中小消費者金融の特徴は、審査に通過できる可能性がある方の間口が広い点です。自身の属性に問題があることを自覚している場合は、中小消費者金融に申し込んでみてください。

高齢者がお金を借りる時に気を付けること

年金収入で生活している高齢者でもカードローンを利用できます。しかし借入を行う際は、4つの注意点を覚えておいてください。

・年金は担保にできない
・返済計画をしっかり立てる
・契約者が死亡すると借入残高は相続人に引き継がれる
・年齢制限を超えると追加融資ができない

年金は担保にできない

以前は年金を担保に融資を受けられる制度がありましたが、現在は廃止されています。

年金を担保にお金を借りようと考えている方は、「生活福祉資金貸付制度」など自治体主体の融資制度を利用しましょう。

返済計画をしっかり立てる

急にまとまったお金が必要なときにカードローンは非常に便利ですが、年金しか収入がない高齢者にとって綿密な返済計画は必須です。

後先考えずカードローンに手を出すと、返済が滞る事態にもなりかねません。現実的に返済できる額を念頭に、借入前に余裕のある返済計画を立てましょう。

契約者が死亡すると借入残高は相続人に引き継がれる

相続は財産だけでなく、借金も相続人に引き継がれます。万が一死亡した際には配偶者もしくは子どもに借金が移行するため、後々トラブルに発展するかもしれません。

家族に混乱を引き起こさないためにも、事前に借入のことを相談しておくことをおすすめします。

年齢制限を超えると追加融資ができない

初めての借入時に年齢制限をクリアしていても、追加融資の際に年齢制限を超えていると借入できません。

たとえばカードローンの年齢制限が70歳である場合、69歳で契約すると翌年からは追加融資ができなくなります。

高齢者はカードローン契約前に年齢のことをよく考え、年齢制限に余裕のあるカードローン会社を選ぶとよいでしょう。

まとめ

今回は年金受給者でも融資を受けられるカードローンについて紹介しました。

年金収入だけでも融資を受けられるカードローンは銀行系・消費者金融系を問わずいくつかありますが、高齢者がキャッシングをする場合は余裕のある返済計画をたてることが重要です。

利率の低い公的支援制度を活用するのも一つの手ですが、融資までに時間がかかります。

どうしても急にまとまったお金が必要な場合はやはり、申し込みから融資までスピーディなカードローンが非常に便利です。