ファクタリング会社からの営業電話を断る方法とは

2023年10月11日

日頃利用しているファクタリング会社からの営業電話はまだしも、どこの会社か分からない名前からの営業電話に迷惑を感じている事業者もいることでしょう。ここでは、ファクタリング会社からの営業電話を断る方法を紹介していきます。

方法としてはそれほど難しいことではなく、営業電話は受けたくないと言う意思表示を示すだけです。

その際に覚えておいた方がよいのは「特定商取引法」でしょう。特定商取引法では「営業電話は受けたくないと言う意思表示を示す人に対しては、勧誘を行ってはならない。」という内容が示されています。

営業電話事態には違法性はない

ファクタリング会社が営業電話をすること自体には違法性はありません。

ファクタリング会社としても商売ですので、営業は行ってきます。これはファクタリング会社に限ることではないことでしょう。

しかしどの会社でも言えることですが、営業電話を行う際には最低限守らなければならないルールが特定商取引法に定められています。

いろいろ書いてありますが、簡単に言いますと「営業電話を断りたい場合には、拒否している旨を相手に伝えることが必要である」ということです。それを伝えてもなお、営業電話をおこなってくるようであれば、営業電話をしてくる側が特定商取引法に接触することになります。

なので迷惑と感じた時には「2度とかけてこないでください」という意思表示を行うことが大切となります。

営業電話を断る方法はシンプル

ファクタリング会社からの営業電話を断る方法はシンプルです。売掛債権がないと言えば良いのです。

ファクタリング会社は事業者の持つ売掛債権を購入し手数料を得ることで利益を出します。そのため事業者が売掛債権を持っていなければ、購入することができないのです。

そのため、シンプルに「どの取引先に対しても売掛金がない状態だ」と言えば、基本的には引き下がってくれることでしょう。

引き下がらないファクタリング会社も

売掛債権を持っていないと伝えたとしても、なかなか引き下がってくれないファクタリング会社もあります。

その際には迷惑であり、もう電話をしてもらいたくないと意思表示をすることが大切でしょう。そして録音をしても良いかもしれません。

また、あまりにもしつこいようであれば、特定商取引法の話を出してみるのも良いかもしれません。

特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律となっています。そしてその中には「電話勧誘販売」について述べられています。

もしファクタリング会社が電話勧誘をおこなってきて、電話での営業を断る意思を示し、それでもなお、営業電話をしてきた場合には、特定商取引法に違反するということです。

そして違反した場合には、業務停止命令や刑事罰が課せられる可能性が出てきます。さらにはメディアで報道される可能性も出てきてしまいます。

ファクタリング会社としてみれば、なるべくトラブルを起こしたくないと考えています。そのため、営業電話を拒否し、特定商取引の話を出せば、基本的には営業リストから削除すると考えられます。

もしそれでも再び営業電話が来た場合には、「消費者センター」または「警察に通報する」と通告するのも良いかと思います。

口コミの内容が気になった

かかってきた電話番号をネットで検索すると、数多くの電話番号と口コミが表示されます。

それらの口コミを見ていて思ったこと、そしてそこから考えられることを考えてみました。

・どこかのリスト屋がファクタリング会社にリストを売り、それを使って営業してきている。
・無作為に電話営業をしてきている。
・一度ファクタリングを利用したことがあり、ファクタリング会社のリストに登録されている。
・一度ファクタリングを利用したことがあり、ファクタリング会社の中でそのリストが回されている。

いずれの場合も解決策としては、「特定商取引法の話題を出すこと」かもしれません。営業電話に迷惑をしていると言うことを伝えるしかないかと思います。またファクタリング会社からの電話を着信拒否するしかないかもしれません。

もしリストがファクタリング業界内で広まっている場合、他のファクタリング会社からの営業電話が来る可能性もあります。その度に特商法の話を出すか、着信拒否をするしか有効な解決方法はないかと思います。

電話を取らずに番号検索

ナンバーディスプレイを設置している電話を利用している場合、そして知らない電話番号から電話がかかってきた場合、電話を取らずかかってきた番号をインターネットで検索してみるという方法もあります。

また携帯電話にかかってきても電話番号が表示されるため、その番号を一度検索してみると良いでしょう。

するとどこからかかってきたのかをある程度把握することができます。

たとえばファクタリング会社からの営業電話だったとしても、今までにその番号からかかってきたことのある人たちの書き込みを発見することができることでしょう。

もしファクタリング会社の電話番号であり、話したくないと思うのであれば、着信拒否の設定をしてしまっても良いでしょう。また一度電話で話し、電話営業のお断りの意思表示をするのも良いかと思います。